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ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグはリリースから10年を迎えた『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』を振り返っている。

エズラ・クーニグはソーシャル・メディアでアルバムの及ぼした影響や当時バンドが体験した作曲とレコーディングのプロセスについて論じている。

2013年にリリースされた『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』はヴァンパイア・ウィークエンドのサード・アルバムで、“Unbelievers”、“Step”、“Diane Young”といった人気曲が収録されている。発売から10年が経った今も「アルバムが人々にとってなにがしかの意味を持ち続ける」と考える理由をエズラ・クーニグは挙げている。

「『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』が10歳になった。すごいね。ダンキン・ドーナッツのアイス・コーヒーでも飲みながら振り返るにはいい機会だ」とエズラ・クーニグは述べている。「ロスタムと僕は曲を書いてレコーディングするのに1年くらい費やしていて、そこから最後の段階に入っていった」

「僕らの大半のアルバムとはまったく違っていた。『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』には“A-Punk”や“Cousins”のようにリフから始まって、練習スタジオで形になった曲がなかった。あのアルバムは熟慮の上で作曲し、我慢強く細部にこだわったレコーディングで作られていった」

エズラ・クーニグは初めて“Don’t Lie”と“Diane Young”のインストゥルメンタル・バージョンを聴いた時のことを振り返っている。「ロスタムが初めて“Don’t Lie”のビートを聴かせてくれた時のことを覚えている。ドラム・パターンとオルガンの下がっていくコード進行に深く心を動かされた。すぐに僕はヴォーカルのメロディーを歌い始めたんだ」

「同じように“Diane Young”になる曲の最初のインストゥルメンタルを聴いた時のことも覚えている。その音源に興奮したし、ふさわしい歌詞を書こうと長い時間をかけることになった」

エズラ・クーニグはロスタム・バトマングリによる作曲とプロダクションのおかげでこのアルバムが不朽の作品になっており、「アルバムが人々にとってなにがしかの意味を持ち続ける」のはそれが理由だと述べている。

エズラ・クーニグは昨年リリースされたフェニックスの最新作『アルファ・ズールー』に収録の“Tonight”に参加している。

フェニックスは『NME』のロング・インタヴューでヴァンパイア・ウィークエンドとの親密な関係について語っている。「ヴァンパイア・ウィークエンドと僕らの間にはシンクロする部分が常にあるんだ。数年前もローラン・ブランコウィッツが細野晴臣のサンプリングを持ち込んだんだけど、その2週間後にはヴァンパイア・ウィークエンドの“2021”で同じサンプリングが使われているのを耳にすることになったんだ」

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