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フー・ファイターズはニュー・アルバム『バット・ヒア・ウィ・アー』よりさらに新曲を公開することを予告している。

まだタイトルの明かされていない楽曲は先月リリースされた“Rescued”に続く楽曲で、現地時間5月17日にリリースされる。

フー・ファイターズは新曲の25秒の音源を公開しており、その部分の歌詞は以下のようなものとなっている。「I woke up and walked a million miles today / I’ve been looking up and down for you / All this time it stills feels just like yesterday / That I walked a million miles with you(今日は目を覚まして100万マイルを歩いた/君を探して上下を見回す/いまだにずっと昨日のような感じがしている/君と100万マイルを歩いたことが)」

新曲は昨年、テイラー・ホーキンスが亡くなって以降、初めてのアルバムからのセカンド・シングルとなる。

長年のコラボレーターであるグレッグ・カースティンがプロデュースした新作『バット・ヒア・ウィ・アー』は「バンドの新たなスタートの幕開け」を飾るもので、「この一年耐え抜いたすべての出来事対して、残酷なまでに正直で、生々しい感情が露わになっており、同時に音楽、友情、そして家族の癒しの力を示すもの」と評されている。

フー・ファイターズは昨年の大晦日にテイラー・ホーキンスなしでバンドを続けていく声明を発表している。「フー・ファイターズは27年前に、音楽の持つ癒やしの力、人生が続いていくことを示すために結成されました。この27年間、私たちのファンは世界的なコミュニティ、献身的なサポート体制を築いて、最も暗い時代を共に乗り越える手助けとなってくれました。それは喜び、痛み、希望、恐れを共有する場であり、音楽を通して人生のコーラスに共に参加する場となりました」

「テイラーなしではこうしたバンドにはなっていなかったでしょうし、テイラーなしでは今後も違うバンドになってしまうことも承知しています」

フー・ファイターズは声明の最後でテイラー・ホーキンスがどれだけファンにとって大きな存在だったかを踏まえた上で次のように約束している。「次に会えるのが近いうちになればと思いますが、彼は毎晩私たちの精神と共にあると思います」

1997年からフー・ファイターズのドラマーを務めていたテイラー・ホーキンスは昨年の3月25日にコロンビアのボゴタで亡くなっている。享年50歳だった。

フー・ファイターズはニューハンプシャー州ギルフォードで5月24日に行われる公演から北米ツアーを開始することが決定している。バンドはボストン・コーリングやシー・ヒア・ナウ、ボナルー・フェスティバルといったフェスティバルに出演するほか、フジロックフェスティバル ’23でヘッドライナーを務めることも決定している。

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