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スウェーデンは2023年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストで583ポイントを獲得して優勝している。

スウェーデンはベット365のブックメーカーでは1.44倍の倍率でロリーンによる“Tattoo”が1番人気となっていた。

ロリーンは2012年の“Euphoria”に続いてユーロヴィジョンで2度優勝した初の女性となっている。

審査員の投票の時点でスウェーデンは340ポイントを獲得しており、一般投票が加わったことで583ポイントに達している。2位はフィンランド、3位はイスラエルとなっている。

ロリーンのパフォーマンス映像はこちらから。

決勝戦前にロリーンは『NME』に対してユーロヴィジョンとのこれまでの経緯について語っている。「最初は“Euphoria”だった。あの時は始まりに過ぎなかったけど、この曲には何かがあるし、何か起こる気がすると思ったの」

「もう一度出場することには最初は『ノー』と言っていた。私は目的意識が強くて、やるなら理由が理解できなければならない。『なぜあのステージに立つのか?』『言うべきことがあるかどうか?』ってね。でも、『やってみようかな』と言う度に自分の中に前向きな気持ちが生まれてきた。それは難のないことだった」

今回の曲“Tattoo”についてロリーンは受け入れることについての曲で、自分の周りの世界を理解するためには現実の苦難に耐えなければならないことを学ぶ曲だと語っている。

「ラヴソングで、みんなには好きなように解釈してほしい」と彼女は説明している。「でも、私が言いたいのは夜のない昼はないということで、愛にもその逆が付いてくる。すべて必要なことなの」

「隣の芝生は青く考えがちだけど、深い本物の愛を体験したいのなら、そこには葛藤も必要だということに気づかなければならない。ちょっとでも痛みを感じたからといって、すぐに逃げてはいけないの」

決勝戦ではオープニングにウクライナのカルシュ・オーケストラが登場して、2022年の優勝曲“Stefania”を披露している。

今年のユーロヴィジョン・コンテストは昨年の優勝国であるウクライナがロシアとの紛争で大会を開催できないため、リヴァプールのM&Sバンク・アリーナで5月9日から13日にわたって開催されている。

オープニングでは2022年のユーロビジョンで準優勝したイギリスのサム・ライダーがリヴァプールのリヴァプール・ビルディングの屋上からギターを演奏するシーンも挿入され、ジョス・ストーン、アジーリア・バンクス、アンドリュー・ロイド・ウェバー、ウェールズ公妃キャサリンも映像で登場している。

また、サム・ライダーはクイーンのロジャー・テイラーと共演して新曲“Mountain”を披露している。サム・ライダーはテイラー・ホーキンス追悼コンサートでもクイーンと共演して“Somebody To Love”を披露していた。

イギリス代表のメイ・マーティンは“I Wrote A Song”を決勝戦を締めくくる形で披露したが、24ポイントで最下位から2番目となっている。

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