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マリリン・マンソンは女優のエヴァン・レイチェル・ウッドに起こしていた名誉毀損裁判で主張の柱となる部分が判事によって却下されている。

本名をブライアン・ワーナーというマリリン・マンソンはエヴァン・レイチェル・ウッドが懐柔されて10代の時に「何年も恐ろしい虐待」を受けたと告発されたことを受けて、彼女に対して名誉毀損の訴訟を起こしている。

マリリン・マンソンはかつて交際相手だったエヴァン・レイチェル・ウッドと彼女のパートナーであるイルマ・ゴアが「密かにレイプと虐待を告発する人物が同時期に現れるように告発者の候補を募集して共謀して圧力をかけた」と主張していた。

エヴァン・レイチェル・ウッドは訴訟を受けて「恐れてはいない」として、「これは生存者を沈黙させようとする報復の一部なのです」と述べている。

今回、現地時間5月9日、ロサンゼルス最高裁のテリーサ・A・ボデット判事はエヴァン・レイチェル・ウッドが「複数の女性に嘘の告発をさせる」ように圧力をかけて、疑惑を裏付けるためにFBIの手紙を捏造したというマリリン・マンソンの主張を退けている。

テリーサ・A・ボデット判事はエヴァン・レイチェル・ウッドとイルマ・ゴアが他の女性に虐待の告発をさせるためにチェックリストを使っていたという主張も退けている。

裁判所はマリリン・マンソンが「エヴァン・レイチェル・ウッドが名誉を毀損したという主張で勝訴する確率を実証していない」と述べている。

「エヴァン・レイチェル・ウッドの基本的な憲法修正第1条の権利の行使を肯定し、保護する裁判所の判決に非常に満足しています」とエヴァン・レイチェル・ウッドの弁護士であるマイケル・カンプは述べている。「法廷が正しく判断したように、彼女に対する彼の主張が最小限でもメリットを生むことを示すことができなかったのです」

今年2月、エヴァン・レイチェル・ウッドはマリリン・マンソンの性的虐待を巡る裁判でアシュリー・モーガン・スミスラインが彼女に懐柔されていたとする主張に反論していた。

アシュリー・モーガン・スミスラインは2021年の『ピープル』誌のインタヴューで語った性的虐待について撤回している。アシュリー・モーガン・スミスラインは記事でマリリン・マンソンにレイプされ、身体を切られ、ガラスの防音室に閉じ込められたと語っていた。

マリリン・マンソンの弁護士であるハワード・キングも今回、自分たちの主張が退けられたことについて言及している。

「裁定は残念ですが、予想もしていなかったわけではありません」とハワード・キングは『デッドライン』に対して語っている。

「エヴァン・レイチェル・ウッドとイルマ・ゴアによって組織的に圧力をかけられ、ブライアン・ワーナーについて虚偽の主張をしたことを詳述した、元原告のアシュリー・スミスラインの衝撃的な宣誓供述書を裁判所が考慮しない時点で、この結果は予想できたものでした」

「この重要な証拠を認めなかったことは、イルマ・ゴアとエヴァン・レイチェル・ウッドがFBIの手紙をどのように偽造したかを示すイルマ・ゴアのiPadを考慮しなかった裁判所の決定と共に、カリフォルニア控訴裁判所への即時控訴の対象となります」

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