アデルはアメリカのテレビ番組『ザ・レイト・レイト・ショウ・ウィズ・ジェームズ・コーデン』の名物企画「カープール・カラオケ」に再び出演した映像が公開されている。
『ザ・レイト・レイト・ショウ・ウィズ・ジェームズ・コーデン』は4月27日の放送を持って終了となることが発表されており、最後の「カープール・カラオケ」の出演者として親しい友人であるアデルが選ばれている。
「カープール・カラオケ」の映像はこちらから。
アデルは“I Drink Wine”との最初のヴァースがジェームズ・コーデンとの長時間に及ぶ会話から生まれたものであることを明かしている。
“I Drink Wine”は2021年発表の『30』に収録されている楽曲で、「How can one become so bounded by choices that somebody else makes? How come we’ve both become a version of a person we don’t even like?(どうして他人が選んだことに縛られるの?/どうして気に入ってもいない人物像を演じてしまうの?)」という問いかけから始まっている。
アデルはこの曲のアイディアがジェームズ・コーデンと一緒に母国へと帰った時の6時間に及ぶ会話から生まれたことを明かしている。
アデルはサイモン・コネッキーと離婚した2019年以降、「自分と息子のアンジェロの面倒を看てくれる不可欠な存在」とジェームズ・コーデンと彼の家族を評している。
ジェームズ・コーデンはアメリカの暮らしに満足できず、アデルにアドバイスを求めたとのことで、アデルは「これはよくない」と思ったと語っている。
「落ち込んでいるように見えた。強さが感じられなかった」とアデルは語っている。その数週間後にアデルは“I Drink Wine”の最初のヴァースを録音して、彼に送ったという。
「あの日、自分が感じていたことがすべて詰まっていた」とジェームズ・コーデンは語っている。「自分自身や人生に感じていたことが全部ヴァースに入っていたから驚かされたよ。2人の友人による率直な会話から生まれた最大の特権だったね。あんなものを作り出せるなんて衝撃を受けたよ」
ジェームズ・コーデンは番組の終了についても次のように語っている。「輝かしい冒険だったけど、家族のために時間を使うべきだと確信したんだ。歳を取る中で会いたい人がいるわけで、母国に帰る時だと思ったんだよ」
「分かるわ」とアデルは応じている。「私はまだ母国に帰る準備ができていないけど、そうでなければ、あなたと帰っていたと思う」
『ザ・レイト・レイト・ショウ・ウィズ・ジェームズ・コーデン』の最終回にはハリー・スタイルズやウィル・フェレルが出演する予定となっている。
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