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デヴィッド・ボウイの元マネージャーであるトニー・デフリーズはカムバック・ツアーでジギー・スターダストを復活させる計画があったと語っている。

デヴィッド・ボウイは1973年にロンドンのハマースミス・オデオンで行ったライヴでジギー・スターダストというアルター・エゴを終わらせている。

当時、ジギー・スターダストを終わらせた理由についてデヴィッド・ボウイは『NME』に次のように語っている。「終わったんだ。終止符を打ったんだよ。もうライヴはやりたくないし、アメリカ公演も中止になった。これからはロックやポップとはあまり関係のない様々な活動に集中していくつもりだよ」

今回、トニー・デフリーズは彼がペルソナを止めた理由はその成功のためだったと語っている。

「基本的にはデヴィッド・ボウイにとって成功というのは理想的な状況じゃなかったんだと思う」とトニー・デフリーズは『モジョ』誌で語っている。「『アラジン・セイン』がものすごい量で売れて、彼を一目見ようと大勢の人が駅を封鎖したのを見て、腑に落ち始めたんだと思う。もう普通の人間ではないとね。ジギーの影響が出て、彼はそれに対応できなかったんだ」

デヴィッド・ボウイは1971年に音楽界を引退して、2年後に復帰することになるフランク・シナトラに影響を受けていたという。「デヴィッドはフランク・シナトラの大ファンだった。カムバックというのがキーになっていたんだ」とトニー・デフリーズは説明している。

驚くことにデヴィッド・ボウイはカムバック・ツアーを考えていたという。「より大きなアリーナでカムバック・ツアーをやるためにプロモーターをアメリカで見つけようとしたんだけど、見つけられなかったんだ。だから、それがジギー・スターダストが終わった本当の理由だよ。正直に言うとね。音楽やスタイルとかは関係なかったんだ」

2020年、デヴィッド・ボウイは宇宙からジギー・スターダストを復活させることを計画していたことが明らかになっている。ゲーム・デザイナーのフィル・キャンベルによれば、1990年代後半に地球の周りを回る古い宇宙衛星を買う計画について彼は語っていたという。

一方、デヴィッド・ボウイの遺産管理団体は映画『戦場のメリークリスマス』で共演した坂本龍一に追悼の意を表している。

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