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デヴィッド・ボウイは「ABBAヴォヤージ」のようなデジタル公演の可能性が報じられている。

デヴィッド・ボウイは2016年に肝臓ガンのために69歳で亡くなっている。しかし、昨年5月にロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークの特設会場で始まった「ABBAヴォヤージ」に続いて、デジタルのアバターにおける公演が行われる可能性があるという。

情報筋は『サンデー・ミラー』紙に次のように語っている。「デヴィッド・ボウイのカリスマ性と刺激的なショウマンシップを再び作り出すという考えは陶酔させられるものであり、そんなことができるのかということが検討されています。とても楽しみな時期です」

3月24日に劇場公開される映画『ムーンエイジ・デイドリーム』を手がけたブレット・モーゲンもこの公演について「興味深い」プロジェクトだと考えていると語っている。

「ABBAヴォヤージはこれまで観てきた中でも最高の映画的体験の一つでした。ボウイもあり得るかって? 実現したら興味深いものになるかもしれないと思うよ」

デヴィッド・ボウイについてはヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が手がけた回顧展「DAVID BOWIE is」がUKで常設展示されることも決定している。

2013年から世界各国を巡回してきた回顧展「DAVID BOWIE is」はロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークにあるヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の東倉庫に設置される「デヴィッド・ボウイ・センター」で常設展示される。

2025年のオープン予定で、このセンターにはデヴィッド・ボウイの60年に及ぶ画期的なキャリアから80000点の品々が展示される。

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のディレクターであるトリストラム・ハント博士は次のように述べている。「デヴィッド・ボウイは史上最高のミュージシャンにしてパフォーマーの1人です。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館は彼の素晴らしいアーカイヴの管理者となり、一般公開できることを嬉しく思っています。音楽、演劇、映画、ファッション、スタイルにおけるベルリン、東京、ロンドンを経たデヴィッド・ボウイの先鋭的な革新性はデザインやヴィジュアル・カルチャーに影響を与え続けており、ジャネール・モネイからレディー・ガガ、ティルダ・スウィントン、ラフ・シモンズまでクリエイターのインスピレーションとなっています」

「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の東倉庫の新たな展示センターはアート、デザイン、パフォーマンスに関する5000年に及ぶ我々のコレクションと共に、デヴィッド・ボウイの作品と対話するのに理想的な場所です。デヴィッド・ボウイの遺産管理団体、ブラヴァトニック家ファウンデーション、ワーナー・ミュージック・グループには実現する手助けをしてくれ、未来のボウイ・ファンに原典となるものを与えてくれることに感謝します」

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