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スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーはショーン・“クラウン”・クラハンが従来のアルバムを前提にしたリリース・パターンを止める可能性について語ったことを受けて、自身の見解を明かしている。

スリップノットの事実上のクリエイティヴ・ディレクターであるショーン・“クラウン”・クラハンは『NME』に次のように語っている。「『スリップノットがアルバムに拘束されないほどビッグになったら、どんな感じだろう?』とずっと考えていたんだ。クラウンが説得できたとして、『12曲を2年間待つのではなく、毎月1曲ずつ出していくんだ』ってね。実際には同じことをするのに1年短縮しているんだ」

「このやり方にみんなには付いてきてほしんだ。約束するのは、ちゃんとアートワークもあるし、実質のある内容で、通常の1曲の価格よりも安くなるということだ。すべてはフィルターを通して、バンドを通してリリースされていく。コリィ・テイラーも参加して、プロのミックスやマスタリングも施される。道は切り開かれていないけど、通常通りのやり方なんだ。ファンのみんながすべてを手に入れる時が来たとおもうから、こうしたことをやりたいんだよ」

今回、コリィ・テイラーはイベント「モンスター・マニア」の質疑応答でショーン・“クラウン”・クラハンと同じ考えかを訊かれて、次のように答えている。「9人もいると、同じ考えになるのは難しいんだよ。特に俺たちは歳も食っているし、変わっているからね。でも、素晴らしいのはいいアイディアについてはいまだに楽しみにしているということだね。ジム・ルートとミック・トムソンは曲を書くのが得意だし、俺とクラウンはそれをまとめあげるのが得意で、アレッサンドロ・ヴェンチュレラもよく貢献してくれてるよ」

「キャリアではたくさんのことを成し遂げてきたから、今度はおとなしくして、EPをリリースすることもあるかもしれない。たくさんの音楽をリリースしてきて、今はレーベルもないから、可能性は無限なんだ。やりたいことは何でもできる。次にやるのが何にせよ、その時は同じ考えになった時だよ。常にというわけにはいかないけどね」

スリップノットは1998年7月にロードランナー・レコーズと契約したが、9月に通算7作目となるアルバム『ジ・エンド、ソー・ファー』をリリースしたことで契約が終了しており、2023年3月31日をもって完全に独立した状態になる。

一方、スリップノットのドラマーであるジェイ・ワインバーグは耳の健康を提唱する団体のために自身の難聴体験について語っており、他のミュージシャンと共演し始めたことで、難聴予防と保護の重要性について「すぐに分かることになった」と振り返っている。

「ジャムして素晴らしい時間を過ごしていたのですが、次の日の朝、高音が聴こえなかったのです。聴力を完全に失ったと思い、本当に怖かったです。どう対処すればいいか分からなかったからです。深刻な難聴から回復している時というのは、やりたいことの一つが音楽を聴くいて時間を過ごすことですが、それさえも痛くてできないのです」

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