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リジー・グッドマンの著書『ミート・ミー・イン・ザ・バスルーム』を基に製作されたドキュメンタリー映画『ミート・ミー・イン・ザ・バスルーム』のトレイラー映像が公開されている。

2000年代のニューヨーク・シーンを当時の発言と共に振り返るリジー・グッドマンによる600ページの著書は2017年に刊行されており、LCDサウンドシステムの『シャット・アップ・アンド・プレイ・ザ・ヒッツ』を手掛けたウィル・ラヴレイスとディラン・サザンによって映画化されることが決定していた。本作は今年1月に行われたサンダンス映画祭で初めて上映されている。

映画『ミート・ミー・イン・ザ・バスルーム』は11月4日にニューヨークとロサンゼルスで先行上映されて、11月8日に全米公開される。ショウタイムでは11月25日からストリーミング配信される。

ザ・ストロークス、ヤー・ヤー・ヤーズ、LCDサウンドシステム、インターポールらのインタヴュー映像が本作には使われており、こうしたロック・バンドがニューヨークの音楽シーンを変えただけではなく、全米ひいては世界的な評価を受けることになった様子を追ったものとなっている。

「大切なのはどっち? いいサウンド、それとも素晴らしい時間?」とヤー・ヤー・ヤーズのカレンOがニック・ジナーに問いかけるところからトレイラーは始まり、ニック・ジナーは次のように答えている。「サウンドがよければ、素晴らしい時間になるんだ」

トレイラー映像はこちらから。

映画ではザ・ストロークスが2001年にドン・ヒルズとマーキュリー・ラウンジで行ったライヴの映像も使われており、モルディ・ピーチズ、TVオン・ザ・レディオらも登場する。10月30日にはニューヨークのウェブスター・ホールで10月30日にスペシャル・ゲストを迎えた特別上映も行われる。

2017年、リジー・グッドマンはニューヨーク・シーンをまとめた著書を書くことにした理由について『NME』に次のように語っている。

「2011年の春にLCDサウンドシステムの最後のライヴになるはずだったマディソン・スクウェア・ガーデン公演を観に行ったんだけど、同じ週にザ・ストロークスも初めてのマディソン・スクウェア・ガーデン公演をやっていた。どちらの公演も壮大で、独自の雰囲気があった。あの夜、時代の目撃者だった2つのバンドに新たな光が投げかけられ、ド派手なロックスターにまでなったように感じた」

「ジャーナリスト的には2001年から2011年の間には始まり、中間、終わりの時期があることが浸透し始めていた。企画書を書くのに1年がかかり、執筆するのに5年かかった。長い間、かよわい苗木のようだった。私が見た物語を伝えたいと思わずにはいられなかったのです」

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