ザ・ビートルズはピーター・ジャクソン監督が手掛ける「まったく違う」関連プロジェクトが製作されていることが発表されている。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるピーター・ジャクソン監督は『デッドライン』に対してポール・マッカートニーとリンゴ・スターと新たな映像作品の製作について話をしていることを明かしている。ピーター・ジャクソン監督とポール・マッカートニーとリンゴ・スターは昨年11月に公開され、エミー賞にもノミネートされている『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』で仕事をしている。
「別のプロジェクトでザ・ビートルズとは話をしているんだ。『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』とはまったく違うプロジェクトだよ」とピーター・ジャクソン監督は語っている。
「どんなことができるか考えているところなんだけど、違うプロジェクトなんだ。ドキュメンタリーじゃないんだよ。言えるのはそれだけだね。何かをやらなければいけないということでないけれど、いくつかのことを抽出しているところなんだよ」
ピーター・ジャクソン監督はプロジェクトの詳細については語らなかったが、プロジェクトにはテクノロジーの向上が必要となることを示唆している。
「テクノロジーの面で複雑なので、具体的にどうやるのかを考えているところなんだ」と彼は語っている。「実写なんだけど、今は存在していないテクノロジーが必要になるんだよ。だから、今はそれを可能にするテクノロジーを開発している最中なんだ」
「存在はしていないけれど、できるかもしれないことを先読みしているんだよ。ファンタジー大作ではないけれど、面白いものになるよ」
『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』と題された本作はザ・ビートルズにとって最後から2番目となるアルバム『レット・イット・ビー』の制作を追ったもので、57時間の未発表映像と150時間のほぼ未発表の音源を使用したものとなっており、ロンドンのサヴィル・ロウで行われた最後のライヴが全編収録されている。
ピーター・ジャクソン監督はシリーズを繋ぐものとして次のように説明している。「ある意味、僕の理想というのは他の人が撮影した映像を使うことで、マイケル・リンゼイ=ホッグはいい映像を残してくれた」
「『ロード・オブ・ザ・リング』の三部作を立て続けに作るほど強烈ではなかったけど、でも、パンデミックの最中に4年間もかかったからね」
昨年11月、ピーター・ジャクソン監督は『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』が長くなった理由について「もし今回入らなかったら、また50年間、日の目を見ない可能性があると思った」と語っている。
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