ブラーのグレアム・コクソンとローズ・エリナー・ドゥーガルによる新プロジェクト、ザ・ウェイヴは最初の楽曲をリリースすることと貴重なロンドン公演を発表している。
元ピペッツのメンバーで、マーク・ロンソンとのコラボレーションでも知られるローズ・エリナー・ドゥーガルとグレアム・コクソンは5月5日にトランスグレッシヴ・レコーズより“Something Pretty”をリリースすることが決定している。
それに先立って5月4日にはロンドンのザ・レキシントンで特別なライヴが開催されることも決定している。チケットは現地時間4月22日午前10時より販売される。
「来月、ザ・レキシントンで僕らの新しいサウンドをお披露目することができるのをものすごく楽しみにしているんだ」と声明には記されている。「今年は閉じこもって、素晴らしいミュージシャンの友人の力を借りながら、自分たちの曲の様々なサウンドをダイナミックなライヴのサウンドに変換するのに忙しくしていてね。ザ・ウェイヴのサウンドに身を委ねるのにみんなを招待するよ」
ロックダウンの最中だった2020年のクリスマスにメッセージのやりとりをして、2人は一緒に活動することになったという。彼らはすぐに曲を書き始めて、そのコラボレーションは「予想外のサウンドの世界観へと昇り詰めることになった」と説明されている。
「共通するイギリスのフォーク・ミュージック、ストーリーテリング、荒涼とした島国への愛情」をインスピレーションとしたという彼らの音楽は「誠実な親密さを保った映画的な広がり」と「成層圏へと飛翔するギター、サックス、ストリングス」によってすぐに独自のものとなったという。今後の楽曲では「忘却と降伏というテーマが希望と光を暗示しながら」語られるとされている。
今後数ヶ月の間にザ・ウェイヴの新曲は更にリリースされていく見込みとなっている。
昨年6月、デーモン・アルバーンはブラーの再始動について「アイディアはあるんだけど、今はちょっと僕が忙しかったからね。実現するのは自分の準備ができた時だね」と語っていたが、グレアム・コクソンはさらに詳細を語っている。「僕もその話し合いには参加していて、話し合いとしては始まったんけど、終わらなかったんだよね」
デーモン・アルバーンがあまりに忙しいためにブラーの再結成は実現できていないのかと訊かれると、グレアム・コクソンは次のように応じている。「一つのプレートにたくさんのものを乗せると、混乱するわけでね。イングリッシュ・ブレックファストと同じだよ。グリルしたトマトを食べている人がいても気が付かないんだ。まあ、みんながやりたいなら、自分もやるつもりだよ」
「いろんな人物が自分には合っていないおかしなやり方で暮らしてしまって、必要のないものを切り捨てなきゃいけないところがあったんだと思う。自分もそうしようとしていたしね」
グレアム・コクソンは次のように続けている。「ブラーに関することというのは常にあって、必要な時にはやることになると思う。それ以外の理由なんかじゃなくてね」
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