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プリンスは別人格であるカミーユのアルバムがサード・マン・レコーズよりリリースされることが決定している。

1986年にプリンスは女性の別人格を想定したカミーユのセルフ・タイトルのアルバムをレコーディングしたが、テスト盤をプレスした後にアルバムはお蔵入りとなっている。

『モジョ』誌のインタヴューでサード・マン・レコーズの共同設立者であるベン・ブラックウェルはアルバム『カミーユ』が日の目を浴びる形にしようとしていることを明かしている。

「ついに出すつもりなんだ」とベン・ブラックウェルは語り、プリンスの遺産管理団体から許可が出たことを明かしている。「プリンス陣営の人から許可が出たんだ。トントン拍子だったんだよ」

『カミーユ』に収録される8曲はすべて何らかの形でリリースされているが、一つのパッケージで正式にリリースされたことはなかった。

収録曲のいくつかは『サイン・オブ・ザ・タイムズ』に収録されており、“Rebirth Of The Flesh”は2020年にリリースされた『サイン・オブ・ザ・タイムズ』のスーパー・デラックス・エディションに収録されていた。

アルバムのトラックリストは以下の通り。

‘Rebirth Of The Flesh’
‘Housequake’
‘Strange Relationship’
‘Feel U Up’
‘Shockadelica’
‘Good Love’
‘If I Was Your Girlfriend’
‘Rockhard In A Funky Place’

昨年、プリンスは幻となっていたアルバム『ウェルカム・2・アメリカ』が完成から10年以上を経てリリースされている。アルバムは異人種関係、政治的分断、社会正義をテーマとしたもので、2010年にプリンスは次のように述べている。「世の中は偽情報に溢れかえっている。ジョージ・オーウェルが警告していた未来そのものだ。僕たちはこのようなチャレンジングな時代を信念曲げずに生きなければならない」

また、プリンスはその遺産が、管理人であるコメリカ・バンク&トラストが当初試算していた8230万ドル(約94億円)を上回る1億5640万ドル(約178億円)であると裁定されている。

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