PUPはニュー・シングル“Matilda”がミュージック・ビデオと共に公開されている。
“Matilda”は4月1日にリリースされるPUPの通算4作目のアルバム『ザ・アンラヴェリング・オブ・PUP・ザ・バンド』に収録される。
アルバムからはこれまでに“Robot Writes A Love Song”と“Waiting”が公開されており、“Matilda”はフロントマンのステファン・バブコックによれば、同名の「お気に入りのギター」が題材になっているという。
“Matilda”のミュージック・ビデオはこちらから。
「ツアーの最中に自分の持っていた唯一のギターを壊してしまって、それを見た友人のライアンがプレゼントしてくれたものなんだ」とステファン・バブコックは述べている。「代わりのものを買うお金がなくて、ライアンのやさしい行為はこれまでされた中で最も素敵なことの上位にランクインしているんだ」
「すべてのPUPのライヴで7年間マチルダを演奏してきたんだけど、バンドメンバーは音がひどいと文句を言っててね。バンドが大きくなるにつれて、いいサウンドにしようというプレッシャーが生まれて、自分はいいギターを買って、マチルダを弾くことは少なくなっていった。そして、1年以上、弾いていないことに気づいたんだ」
ステファン・バブコックは「ギターが隅で朽ちていくのを見て生まれた罪と悲しみ、恥辱、ノスタルジー、後悔の強烈な感情」から“Matilda”は生まれたと説明している。
彼は次のように続けている。「このギターが好きだし、ライアンが好きだし、その思いに応えられればと思っていたのに裏切ってしまったような感じがしたんだ。マチルダはPUPのアルバムで最後に使いたいとバンドを説得して、この曲のブリッジで使ったんだ。ひどいサウンドだよ。でも、いいひどさなんだ。素晴らしいひどさだね」
「自分にとってはこのアルバムを作っている中でも最も楽しくカタルシスのある瞬間だったね」
PUPは10月にUK&アイルランド・ツアーを行うことが決定している。
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