ノエル・ギャラガーはデヴィッド・ボウイに追悼の意を表して「デヴィッド・ボウイ・イズ」という動画に出演して、デヴィッド・ボウイと最後に会話をした時のことを振り返っている。
2013年から2018年まで開催された展覧会と同名の「デヴィッド・ボウイ・イズ」の動画シリーズはデイヴ・グロール、ヤングブラッド、リッキー・ジャーヴェイスといった面々がデヴィッド・ボウイから受けた影響やお気に入りの思い出、曲、交流について振り返るものとなっている。1月末にはデイヴ・グロールが語る動画が公開され、2月にはエルヴィス・コステロが語る動画が公開されている。
今回公開された動画でノエル・ギャラガーは「永遠に変えることになった」デヴィッド・ボウイの伝説を懐かしく振り返り、ザ・ビートルズを引き合いに出しながら「大胆不敵で嘲りを恐れない」「唯一無二の素晴らしい声」と評している。
ノエル・ギャラガーは1995年11月に『アウトサイド』リリース後に行われた累計20万人を動員したウェンブリー・アリーナ公演の後に初めてデヴィッド・ボウイに会ったと説明している。最後にやりとりがあったのは2014年のブリット・アウォーズ授賞式で、ノエル・ギャラガーはデヴィッド・ボウイにブリティッシュ男性ソロ・アーティスト賞を渡している。
「まさに次の日の夜、自分のiPadにメールが届いたんだ」とノエル・ギャラガーは語っている。「そこには『昨晩の賛辞はありがとう。曲を書き続けてくれ。愛を。デヴィッド』と書かれていてね。『デヴィッド? どのデヴィッドだ? デヴィッドなんて知り合いはいないぞ』と思ったんだけどさ。徐々に気づいて、すぐに返信したんだ。『とんでもありません』ってね。そうしたら、彼からもEメールが戻ってきて、『俺はデヴィッド・ボウイと会話をしているのか?』と思ったよ」
「デヴィッド・ボウイだと分かって、彼は『曲を書き続けろ』と言ってて、俺は『ライヴを始めましょう』と返したんだけどさ。彼はカッコよかったよ。俺の好みよりちょっと背は高かったけど、カッコよかったね」
デヴィッド・ボウイのお気に入りの曲についてノエル・ギャラガーは“Let’s Dance”、“Modern Love”、“Blue Jean”といった80年代の曲を挙げながら、「常に立ち返るのは“Let’s Dance”なんだ。世界にはダンスが足りないから」と語っている。
先日、映画『地球に落ちて来た男』のテレビ・リメイク版でビル・ナイが主演を務めることが決定している。ウォルター・テヴィス原作のSF小説を映画化した『地球に落ちて来た男』で、デヴィッド・ボウイは地球を救うためにやってきた異星人のトーマス・ジェローム・ニュートンを演じている。2019年に発表された『地球に落ちて来た男』のテレビ化は今年放映される予定となっている。
先月、ノエル・ギャラガーはデヴィッド・ボウイの生誕75周年を記念して、“Valentine’s Day”をカヴァーしている。
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