GETTY

Photo: GETTY

ジョニー・マーはザ・スミスでバンドメンバーだったモリッシーについて「近い関係」ではなく、それはお互いが「違う」からだとアーティストとしての関係やコラボレーションについて語っている。

ジョニー・マーは『アンカット』誌の最新号の表紙を飾っており、ソロ・アルバムとしての新作『フィーヴァー・ドリームス Pt.1-4』やこれまでのザ・クリブス、モデスト・マウス、ナイル・ロジャース、クリッシー・ハインド、ニュー・オーダーのバーナード・サムナー、ビリー・アイリッシュ&ハンス・ジマーとのコラボレーションについて語っている。

バンドにいるということは「軍隊の仲間や潜水艦にいるようなもの」だとして「たくさんのプレッシャーや奇妙なことやストレスがある」とジョニー・マーは語り、アーティストとしての関係を維持していくには誠実さこそが最も重要だと述べている。

「単純な言い方になってしまうけれど、これだけたくさんのバンドに参加してきた理由の一つは彼らに対して誠実でありたかったからなんだよね」とジョニー・マーは語っている。「仕事をしてきた人とは誰でも近い関係にあると言っても驚かないだろうね。ある一人を除けばね。驚きはないだろうけど、僕とモリッシーではお互い違うんだ。でも、それぞれミュージシャンとして違うわけだけど、他の人とは電話をかければ前の関係にすぐに戻ることができるんだ」

彼は次のように続けている。「だから、誠実さなんだよ。なにも自分が高潔な人間というわけじゃない。僕が一緒に仕事をしてきた人たちがみんな素晴らしいんだよ。よくなかったのはザ・スミスだけだね。恥ずかしいことだけど、ひどいことになってしまったんだ。自分が結成したグループを、自分が愛したグループをそんな風に語りたくはないけどね。でも、違った視点で見ざるを得ないんだよ」

2019年にジョニー・マーはモリッシーの政治的信条などのせいでザ・スミスの音楽や伝説が違う形で受け止められることを心配しているかについて『NME』に語っている。

「歴史は変えられないと思うよ」と彼は語っている。「前にも言ったけど、心配はしていないんだ。僕の人生や僕の世界とは関係のないことだからね。曲というのは勝手に興味を持たれて、聴かれて、判断されるんだよ。よくも悪くも避けられないことで、まあ数瞬間もすれば忘れられるからね。いつもそうだったんだ。問題があるのは理解しているけれど、こうしたことが起きたりするのには慣れているからね」

「カルチャーが失われる心配はしていないよ。10代の自分に『ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを聴かなくなる不安はあるか?』と訊くようなものだね。そんなことはあり得ないわけだから。物事の道理は分かっているんだ。いろんなことが起きてもね」

先日、ジョニー・マーは新曲“Night And Day”が公開されている。“Night And Day”は2月25日にリリースされるダブル・アルバム『フィーヴァー・ドリームス Pt.1-4』に収録される。ジョニー・マーはブロンディと共に4月にUKツアーを行うことも決定している。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ