元メガデスのベーシストであるデイヴィッド・エレフソンは新たなインタヴューでバンドを脱退させられたことについて語り、彼らの判断について「こじれた感情はない」と述べている。
デイヴィッド・エレフソンは未成年の少女をオンラインで性的に懐柔したとして今年5月に脱退させられている。デイヴィッド・エレフソンは告発を否定しており、「誇りに思えるものではありませんが、プライベートの大人のやりとりを文脈を無視して取り上げられたもので、私の評判やキャリアや家族に最大限のダメージを与えるために操作されたものです」と述べている。
今週、デイヴィッド・エレフソンはバンドを脱退してから初となるインタヴューで「完全に満足しているし、幸せだ」と語っている。さらにシリウスXMのインタヴューでデイヴ・ムステインとの関係やバンドを脱退させられることになった出来事について言及している。
「(動画がオンラインにリークされた)あの日の夜に何人かの人間に『何も言うな』と言われたんだ」とデイヴィッド・エレフソンは語っている。「特にメガデスの陣営は僕に何も語ってほしくないようだった。でも、僕の弁護士は『何か発言すべきだ』と言ったんだ」
「ひどいことをする人もいるし、虚偽の告発をする人もいる。だけど、自分を弁護する権利はあると思うんだ。だから、そうすることにした。最終的にそれでメガデスを脱退することになったわけだけど、自分を弁護する権利はあるわけだし、特にこんな虚偽の告発をされたわけだからね」
バンドへの再加入を認めないデイヴ・ムステインとの関係についてデイヴィッド・エレフソンは次のように語っている。「デイヴも僕もいい大人だからね。それぞれに意見があるわけだけど、僕とバンドということになると、デイヴと他の3人という関係とは違うからね。もう嫌なんだと思うよ。僕にはいてほしくないんだと思う」
「『もう君はいらないんだ。そこにドアがある。月曜日にはもう来ないでくれ』と言われたようなものだからね。『分かった。了解したよ』ということでね。そういうものとして見ているんだ。今はそう考えている。負け惜しみじゃないよ。こじれた感情はないよ」
デイヴィッド・エレフソンは1983年からのメガデスの結成メンバーで、2002年の最初の解散までバンドに在籍していた。彼は2010年にバンドに復帰して、今年の脱退まで活動していた。その後、デイヴィッド・エレフソンはフィアー・ファクトリーやスポンジのメンバーと共に新バンドのザ・ルシッドを結成している。
デイヴィッド・エレフソンは自身がグルーミングをやっていることを匂わせた「非常にプライベートな映像」をアップした人物に法的措置を取っている。
メガデスは2022年に通算16作目となる新作『ザ・シック、ザ・ダイイング・アンド・ザ・デッド』をリリースするものと見られている。
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