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ポール・マッカートニーザ・ビートルズの楽曲“Rocky Raccoon”にまつわる逸話をコメディアンのボブ・モーティマーに語っている。

この対談は11月2日に刊行される『ザ・リリックス:1956トゥ・ザ・プレゼント(原題)』の発売に先立って行われたものとなっている。

本書は子どもの頃の曲やザ・ビートルズやウイングスの曲、長きにわたるソロ・キャリアの曲を通してポール・マッカートニーの人生を振り返るものになるという。

現地時間9月22日に公開されたロンドンの大英図書館でボブ・モーティマーと語るトレイラー動画でポール・マッカートニーは“Rocky Raccoon”にまつわる逸話を語っている。

“Rocky Raccoon”のヴァースは次のような歌詞となっている。「Now the doctor came in stinking of gin/ And proceeded to lie on the table/ He said, ‘Rocky, you met your match’/ And Rocky said, ‘Doc, it’s only a scratch/ And I’ll be better, I’ll be better, Doc, as soon as I am able(ジンの匂いがする医者がやってきて/テーブルに寝かせられた/『ロッキー、大変な目に遭ったんだな』と彼は言った/ロッキーはこう答えた、『こんなのかすり傷だ。よくなるよ。すぐにね』)」

「従兄弟のベティに会うために小さなスクーターに乗ったんだ。月の輝く夜でね。『ほら、月を見てごらん』と言って振り返ったら、スクーターが傾いて、立て直すことができず、地面に叩きつけられたんだ」

ポール・マッカートニーは「唇を切って」血が出ていたことから、従兄弟は医者を呼んでくれたと説明している。

「クリスマスの時期だったと思うんだけど……医者は酔っ払っていてね。彼は(酔っ払った感じで)『ちょっと縫う必要があるね』と言ってきたんだ」

ポール・マッカートニーは麻酔してくれないかと尋ねたが、医師は針と糸しか持ってなかったという。「それで針に糸を通そうとするんだけど、見えていないんだ。それでベティが取り上げて、糸を通したんだ」

ポール・マッカートニーは『ザ・リリックス:1956トゥ・ザ・プレゼント』のサイン本が175冊限定で販売されることも決定している。こちらには歌詞の書かれた独自のプリントが付属する。

https://www.penguin.co.uk/articles/2021/september/the-lyrics–special-limited-edition.html

ポール・マッカートニーは11月5日にロンドンのサウスバンク・センターで新著について語るイベントに出席することも決定している。

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