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ABBAのシンガーであるアイネッタ・フェルツクグは来たる『ヴォヤージ』ツアーが最後になるかもしれないと語っている。

ABBAは今月華々しいカムバックを果たしており、ニュー・アルバム『ヴォヤージ』を11月5日にリリースすることを発表し、“I Still Have Faith In You”と“Don’t Shut Me Down”という2曲の新曲を公開している。

ABBAは10人編成のライヴ・バンドを従えた「デジタル」バージョンのライヴを行うことも決定している。公演は2022年5月27日より3000人キャパシティのロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに独自に建造されたアリーナで行われる。

『ラジオ・スウェーデン』に出演したアイネッタ・フェルツクグは次のように語っている。「誰も今後どうなるかは分かっていないけど、多くのことに取り組んできたから、みんなには最終的にそれを観てもらえるようになるわ。分からないほど多くのカメラと人々の前で曲をやってきたわ」

「最終的にはやってよかったわ。というのも、違うものになっているから。ヴァイブがあるのよ。おそらく今回の公演が最後になるんじゃないかと感じている。アルバムも同様ね」

今後もう一度再結成することはあるかと訊かれてアイネッタ・フェルツクグは次のように語っている。「なんとも言えないわ。今は少し歳も取ったし、軽い病気も抱えているしね。でも、頑張っているけどね」

「でも、なんとも言えないわ。不確かだしね。今はとにかく一緒にやれていることが嬉しいの。ロンドンの公演もすべてがうまくいくことを願いましょう」

ABBAの復帰はヴァーチャル・ツアーの計画が初めて明らかにされた、少なくとも2017年から動いていたことが明らかになっている。その後、ツアーは延期されて、2018年12月には35年ぶりとなる新曲がリリースされる予定となっていた。その後、2曲と言われていた新曲は5曲があることが報じられ、最終的にフル・アルバムにまで発展している。

先日、『ヴォヤージ』ツアーのプロデューサーたちはコンサートの制作について語っている。

コンサートにはプロデューサーのスヴァーナ・ジスラ(ビヨンセ&ジェイZのコンサートの模様を放映したHBOの特別番組を担当)、コレオグラファーのウェイン・マグレガー、ヨハン・レンク(デヴィッド・ボウイの“Blackstar”及び“Lazarus”のミュージック・ビデオを担当)、ベイリー・ウォルシュ(マッシヴ・アタックやブルース・スプリングスティーンを担当)ベニー・アンダーソンの息子であるルドウィグ・アンダーソン(映画『ダンサー そして私たちは踊った』を担当)が参加している。

ベイリー・ウォルシュは『NME』に対して初めてリハーサルをやった時のことを次のように振り買っている。「とんでもなかったよ。ストックホルムで撮影したんだけど、モーション・キャプチャーのレオタード姿だったんだ」

「なので不条理な感じだったんだけど、それはABBAだったんだ。4人がステージに歩いていった時は途方もなく感動したね。ある種の人々が集まった時に起きるケミストリーがあって、マジカルなことが起きたんだ。僕らがやるべきことはそれを捉えることだけだった。すぐにスーツの不条理さも乗り越えて、パフォーマンスを行って、日が経つにつれて、どんどんリラックスした雰囲気になり、ABBAになっていったんだ」

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