フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールはキャリアを振り返ってバンドの商業性について語り、自分たちがクールだったかどうか分からないと答えている。
新たなインタヴューでデイヴ・グロールはフー・ファイターズが初期に受けていた批判やニルヴァーナの解散後は音楽を作り続けるべきではないという他人の意見について言及している。
「自分たちがクールだと思ってきたかは分からないね」とデイヴ・グロールは米『ローリング・ストーン』誌に語り、ある程度の認知に達するとクールではなくなるという見方について語っている。
デイヴ・グロールは続けて、バンドの初期はフー・ファイターズは存在すべきじゃない、ニルヴァーナの後に別のバンドをやるのは不適切だという意見と闘っていたと述べている。
「『みんなは自分にこれをやってほしくないと思うのは避けられない』と思っていたよ。実際、そういう人たちがいたし、友人にもいた。それには傷ついたよね」と彼は語っている。「『よくもそんなことを! これが自分の人生の進め方なのに』と思ったよ」
彼は次のように続けている。「それでインタヴューをやると、『シンバルのクラッシュに、ディストーションのギター、スクリーム、意図的にニルヴァーナのサウンドにしようとしたのですか?』なんて訊かれるんだ」
その後、フー・ファイターズは台頭する音楽トレンドとは距離を置くようになり、ロックはメインストリームの地位を失うことになる。例えば、ニューメタルが隆盛だった1999年、フー・ファイターズは最もメロディックなアルバム『ゼア・イズ・ナッシング・レフト・トゥ・ルーズ』をリリースしている。
「そうしたら、突然、みんなが細いネクタイをして、ジョイ・ディヴィジョンを聴いていたんだ」とデイヴ・グロールは語っている。「どこに自分たちはフィットするんだろう? どこにもフィットしないということになってさ! 僕らはお茶目なミュージック・ビデオなんかを作っていたからね。どうすればいいんだ?という感じだったよ」
フー・ファイターズは現地時間9月12日にニューヨークのブルックリンにあるバークレイズ・センターで行われたMTVビデオ・ミュージック・アウォーズでグローバル・アイコン賞を受賞している。
プレゼンターを務めたビリー・アイリッシュは次のように語っている。「「1曲1曲に心血を注いで、彼らはいつもステージで全力を尽くしています。彼らは26年間にわたってロックンロールの灯火を運んでくれました」
「彼らは12のグラミー賞を受賞し、7つのプラチナ・アルバムがあり、2つのVMAを受賞しており、今年ついにロックの殿堂入りを果たします。彼らはヒーローにしてレジェンドで、今回正式にグローバル・アイコン賞をします」
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