ザ・ジャム

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ニュー・ウェーヴの伝説であるザ・ジャムに遅れを取るまいと頑張っても、ファンはポール・ウェラーとザ・ジャムには勝てない。2008年、モッズの父であるポール・ウェラーは「数百万ポンドのギャラのオファーを受けたが断ったよ」と語っている。「みんな昔のレコードは持っているだろうし、ノスタルジーを感じたければそれを聴けばいいさ」とのことである。


パルプ

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パルプは、コカ・コーラ(そう、またこの会社だ)から、彼らの楽曲“Sunrise”の使用料として10万ポンド(約1814万円)を提示されたが、バンドはこれを拒否した。そこでその代わりに、この会社の幹部はコマーシャル向けにほぼ同じような楽曲をオーダーしている。ジャーヴィス・コッカーは「悪いソフト・ロック版の“Sunrise”」のように聴こえると発言している。一方のコカ・コーラ側は「我々が判断する限り、これはオリジナルの楽曲だ」と主張している。うーむ。


フランツ・フェルディナンド

Ed Miles/NME

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インディ・ディスコ・シーンで頂点を極めていた2006年、フランツ・フェルディナンドは3000万ポンド(約54億円)のアメリカでの宣伝キャンペーンを辞退した。誰のためのコマーシャルだったのかをこのバンドは明かしていないが、フロントマンのアレックス・カプラノスは、このキャンペーンに関われば「僕らのアイデンティティと品位を全て放棄することを意味していた」と述べている。


レディー・ガガ

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ポップスターも品位の中心人物となりえることを証明しているのはレディー・ガガで、彼女は2012年の共和党全国大会で歌を披露するように100万ドル(約1億2000万円)でオファーされたが断ったと言われている。さらに、この右翼政党は彼女がもしオファーを了承すれば、DV支援のチャリティーとして1万5000ドル(約179万円)を提供するとして説得を試みていたという。これは脅迫だ。年老いた政治家が好きそうなことだ。


ガンズ・アンド・ローゼス

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2013年に、ロック・ミュージックのプロデューサーであるキム・フォーリーが、アクセル・ローズはガンズ・アンド・ローゼスが有名になる前、このバンドから脱退するように、3万3000ポンド(約600万円)で引き抜きの依頼を受けたが、それを断ったと発言している。もちろん、この決断は良い結果をもたらした。彼は「自分がどれだけ価値があるのかを正確に理解した」唯一のミュージシャンだ、とキム・フォーリーは述べている。


マイルズ・ケイン

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サム・テイラー=ウッド監督が2009年の映画『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でジョン・レノン役をキャスティングする時、第一候補としていたのは、今やスターとなったアーロン・ジョンソンではなく、マイルズ・ケインだったという。彼は「ラスト・シャドウ・パペッツをやってたときに(監督が)ライヴにきたけど、断ったよ」と明かしている。おそらく実際には具体的な出演料まで話が進んでいなかったかもしれないが、きっと大金になっていたのは想像に難くない。


ZZトップ

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次は音楽業界で最も高額なひげだ。1984年、カミソリで有名なジレットが、ZZトップのビリー・ギボンズにコマーシャルでトレードマークのひげを剃ってほしいと100万ドル(約1億2000万円)を提示したが、それを彼は断っている。インフレ率を考慮して現在の貨幣価値に直すと、225万ドル(約2億6800円)以上になる計算だ。これだけの金額を得るためなら、もじゃもじゃの付けひげを買うこともできただろう。


スラッシュ

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ガンズ・アンド・ローゼスの元ギタリスト、スラッシュは本当にアクセル・ローズとは二度とと同じステージに立ちたくないらしく、再三にわたって高額なインセンティブの提示がなされても、気持ちは変わらないようだ。「いくらだったか具体的には覚えてないが、法外な金額だったよ。ああ、そうだ。7桁か8桁くらいだったな」と、『GQ』誌にかつて断ったオファーのことを話している。さあ、目を閉じて。多分大丈夫だ。


キッス経由レッド・ツェッペリン

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レッド・ツェッペリンを再結成させようとする音楽業界の様々な努力は失敗に終わっているため、あるプロモーターは別ルートを試してみることにした。キッスのジーン・シモンズは「2009年と2010年に、大きなコンサートのプロモーターから数億ドルを提示されて、ジミー(・ペイジ)とロバート(・プラント)に接触して再結成するよう説得してくれと頼まれたんだ」と明かした。今でもこの依頼を断り続けているという。

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