21. レニが唯一叩いていない楽曲
1995年に発表されたウォー・チャイルドのチャリティ・アルバム『ヘルプ』に収録されたオリジナル・ヴァージョンの“Love Spreads”は、ザ・ストーン・ローゼズが、レニの代わりを務めたドラムのロビー・マディックスを加えてレコーディングを行った唯一の楽曲である。
22. あの時代のキーボーディスト
1990年代半ばの崩壊しつつあるザ・ストーン・ローゼズでキーボードを担当していたナイジェル・イッピンソンはかつてオーケストラル・マヌヴァーズ・イン・ザ・ダークに所属していた。
23. “Bye Bye Badman”のモチーフ
“Bye Bye Badman”は1968年のパリの五月危機を歌った歌である。「Citrus-sucking sunshine(酸っぱい果実を吸ったような陽射し)」とは、催涙ガスの影響と戦うために学生たちがレモンの実を吸う様子を表している。
24. その影響はあそこにも
ザ・ストーン・ローゼズのデビュー・アルバムのジャケットもこの事件をテーマにしている。レモンのスライスがまき散らされ、フランス国旗のトリコロールを表す3色が描かれている。
25. “Fools Gold”をサンプリングした曲
バナナラマは“Only Your Love”で1990年のトップ30に入っているが、この曲は“Fools Gold”のレニのループをサンプリングしている。(他にもプライマル・スクリームの“Loaded”とザ・ローリング・ストーンズの“Sympathy For The Devil”がサンプリングして使われている)
26. 再結成の検討材料
2011年、イアン・ブラウンは『クラッシュ』誌に、バンドの再結成を検討するのも「最後のチキンによる夕食にかかっている」と語っている。これはマンチェスターで起こった鶏肉不足に先立って出た発言だ。
27. あの曲はBサイドになる予定だった
“Fools Gold”は元々“What The World Is Waiting For”のB面となる予定だった。というのも演奏時間が短い曲の方がラジオ向けだったからだ。しかし広報担当のギャレス・デイヴィスの賢明な助言によってシルヴァートーンは曲順を入れ替えた。
28. 最初のレコード契約
バンドとシルヴァートーンが交わした、不和を生じさせる契約には狡猾な条項が含まれている。最初の30,000枚のレコードの売上からはメンバーは豆1粒たりとも利益をもらえない。これにはメンバー全員がイラついた。
29. 意外なバンドの大ファン
すべてのファン層の中でも明らかにザ・ストーン・ローゼズの大ファンであるスラッシュは、ギタリストが脱退した時にジョン・スクワイアの後任として名乗りを上げている。しかし、残念ながら断られてしまった。
30. “I Am The Resurrection”が生まれたきっかけ
レニによると“I Am The Resurrection”は、ザ・ビートルズの“Taxman”でポール・マッカートニーが弾いているリフをマニが逆に弾いたのが元になっているらしい。騒々しいお遊びが申し分なく秀逸な名曲に仕上がっているのが素晴らしい。
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