GorillazSinglesCollection600PR051011.heroNMEが選ぶ、ゴリラズの全シングル1位~17位

ゴリラズのファンはワクワクしていることだろう。ジェイミー・ヒューレットとデーモン・アルバーンにより生み出された架空の4人組カートゥーン・バンド、ゴリラズの新作となる5枚目のアルバム制作が現在「ごく初期の段階」にあると、ブラーのフロントマンでもあるデーモン・アルバーンは語っている。2011年に発表した前作『ザ・フォール』は、2010年リリースの『プラスティック・ビーチ』のワールド・ツアー中にiPadでレコーディングされた。ニュー・アルバムのサウンドがどんなものになるのかはあまり明らかにされていないが、デーモン・アルバーンが先日語ったところによると、「すごくテンポが速くて、エネルギーに満ち溢れたものになっている」そうだ。ここでは、ニュー・アルバムのリリース(2016年予定)を待つ間に、ゴリラズの名曲の数々を振り返ってみよう。今現在リリースされている、ゴリラズの全シングルのランキングを発表する。

17位 “Lil’ Dub Chefin’”(with スペースモンキーズ)


ゴリラズの楽曲“M1 A1”を2002年にスペースモンキーズがリミックスしたこの曲は、レゲエ・サウンドとゴリラズを融合させた変わった1曲だ。バンド名を冠したデビュー・アルバム『ゴリラズ』の曲をレゲエ/ダブでリミックスしたアルバム『ライカ犬、宇宙からの帰還』からリリースされたシングルである。


16位 “Rhinestone Eyes”


“Feel Good Inc.”と同じ抑揚で歌われているが、この試みが“Rhinestone Eyes”でも成功しているとは言い難い。ゆるくキンキンしたシンセが響くこの曲は、核によるアルマゲドンをさりげなく予言しているようだ。


15位 “Phoner To Arizona”


“Phoner To Arizona”のために言わせてもらえば、この曲に響くベースの音色にはかなりのトベる感じがある。しかし、合わせる歌詞が存在しないことには、ゴリラズのベスト・シングルにはなりえないのだ。


14位 “Kids With Guns / El Mañana”(feat. ネナ・チェリー)



“El Mañana”と“Kids With Guns”の2曲は2005年にリリースされた『ディーモン・デイズ』からの4枚目で最後のシングルであり、両A面だ。“El Mañana”は儚く夢見心地なサウンドが特徴的で、ネナ・チェリーの歌声がバック・コーラスとして微かに聴こえる“Kids With Guns”は、ベーシックなビートで構成され、騒がしく荒々しいクライマックスが用意されている。


13位 “Revolving Doors / Amarillo”


iPadを使ってレコーディングされ、2011年にリリースされた『ザ・フォール』からの両A面シングルのうち、最初にシングルカットされた“Revolving Doors”は、フィンガー・ピッキングによるギターの音色と不安定に響くシンセによって始まるが、2曲目の“Amarillo”のほうが素晴らしい。広がりがあって、切ないエレクトロ・バラードは、奥深さも感じさせてくれる。


12位 “Doncamatic”


当初はちょっぴりMIDI風のノイズを加えた、マリオカートのサウンドトラックのような曲だったが、ゲスト・ヴォーカルにソウルフルな歌声のデイリーを迎えて生まれ変わり、2010年後半、「ポスト・プラスティック・ビーチ」期に単独でリリースされた。


11位 “DoYaThing”


LCDサウンドシステム、アウトキャストのアンドレ3000とゴリラズの組み合わせで、出来の悪いシングルなど絶対にできないだろう。コーラスはジェームス・マーフィーが歌っており、その後に続く滑らかなブリッジと高速ラップ部分に登場するのはアンドレ3000だ。シューズメーカーのコンバース社の企画「Three Artists. One Song(3組のアーティスト。1つの楽曲)」で制作された。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ