Ben Rayner/NME

Photo: Ben Rayner/NME

昨日、今年のコーチェラ・フェスティバルのラインナップが発表され、正式に再結成を果たすことが発表されたLCDサウンドシステムだが、ジェイムズ・マーフィーは今回の再結成について長文の声明を発表し、ファンに対して謝罪している。

ジェイムズ・マーフィーはフェイスブックの投稿でファンがLCDサウンドシステムの復活を裏切りに感じるとは思っていなかったことを認めている。

「単純な俺には考えが及ばなかったんだ。俺たちのことをまったく嫌ってない人たち、つまり、実はバンドに愛着を持っていて、俺たちにたくさんの愛情を捧げてくれていた人たちは、俺たちが復帰したことで裏切られたと思ってる。そして、マディソン・スクウェア・ガーデンでのラスト・ライヴを見ようと遠くから来てくれた人たち、あの瞬間を大切にしてくれた人たちの思いを汚してしまった。考えてもみなかったんだ。俺はバカだったよ。そういう風に感じてる人のコメントをネットで何日か前に読んで、不意を突かれて、信じられないくらい悲しくなったんだ」

ジェイムズ・マーフィーはめはソロ活動のためのアイディアをあれこれ考えていたが、最終的にLCDサウンドシステムのパット・マホーニーとナンシー・ワンと一緒に楽曲を作ることにしたのだという。

ジェイムズ・マーフィーは新曲の話をもちかけた時のことを次のように書いている。「2人には『LCDサウンドシステムのレコードを作ろうよ』と言ったんだ。だから、もし彼らが乗り気でなかったら、半分くらいその可能性もあったと思うんだけど、そしたら、LCDサウンドシステムの話なんてなかった。考えてもみて。俺がレコードを作って、それをLCDサウンドシステムと呼んで、君たちがライヴに来て、そこにはただドラムを演奏するヤツらがいるか、もしくはキーボードを弾いてるヤツがいる。恐ろしいな。じゃあこれはどう? 俺が“ジェイムズ・マーフィー”のレコードを作るか、それか、わからないけど、everteenってレコードか、もしくは適当に思い浮かんだ名前でいいや。パット・マホーニーがドラムを叩いて、それとナンシー・ワン、もしホット・チップで忙しすぎなければアル・ドイルも演奏に加わるんだ。これって一体何だよ? つまり俺たちの選択肢は3つだった。その1、友達と曲を作って、違う名前で呼ぶ。それは面白い系(everteen)か、反社会的なまでに自負心の強い名前(ジェイムズ・マーフィーのソロ・レコード)。その2、曲は作るが、その1のアイディアのように友達とやるのは気が進まず、意図的に友達を排除する。その3、友達とLCDサウンドシステムのレコードを作る。彼らはそれをアルバムと呼びたがり、どんな予期せぬ結果も一緒に乗り越える」

謝罪とは別に、ジェイムズ・マーフィーの長文メッセージには最新の重大ニュースも含まれていた。2016年に行うツアーの概要だけでなく、彼らはニュー・アルバムをレコーディングしているという。

「再結成ツアーをいくつかやるだけじゃなく、レコードもリリースする(今年中に。実はまだ作成中)。けど、ウィニング・ランみたいなものじゃないよ、そういうのに俺たちは興味ないし。代用教員が詰め込まれたバスが、昔と同じ変テコな道具を抱えて、新曲と共にコーヒーブレイクから帰ってくるって感じさ」

フェイスブックの投稿はこちらから。

https://www.facebook.com/lcdsoundsystem/posts/10156426375825444

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