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イーグルス・オブ・デス・メタルのツアー・ドラマーであるジュリアン・ドリオは、自身のライヴで銃撃者によって89人が殺害されたのを受けて、声明を発表している。

11月13日にフランスの首都を襲った一連のテロによって129人が亡くなり、350人の負傷者を生むこととなった。バタクランはなかでも最大の被害を出すことになった。

イーグルス・オブ・デス・メタルのマーチャンダイズ販売担当、ニック・アレキサンダーは、今回の襲撃で亡くなった初のイギリス人であることが確認されている。また、マーキュリー・レコードの海外製品担当部長であるトーマス・アヤドと『レザンロック』誌のレポーターのウィリアム・B・ドゥシャルフが亡くなったことも明らかになっている。

イーグルス・オブ・デス・メタルは先日、声明を発表しており、犠牲者やファン、家族、パリの人々と「悲しみのなかで連帯していく」と述べている。ザ・ウィッグスのメンバーでもあるジュリアン・ドリオはインスタグラムに次の声明を発表している。

声明は以下の通り。

「2015年11月13日、イーグルス・オブ・デス・メタルのバンド・メンバーと共に、今回のツアーでも最も精力的だった観客の前で演奏する機会に恵まれたんだ。ライヴがほぼ半分ぐらいまで進んだ時に、想像もしていなかったことが起きた。無益で絶対的な悪が僕らの世界をまったく別物に変えてしまったんだ。会場の外に出る道を見つけられたことには感謝しても感謝しきれない。でも、僕らの友人でもあるニック・アレクサンダーを含め、それができなかった人々のことを嘆き、悼んでいる。彼らの家族にお悔やみを申し上げたい。僕は無事に家に帰ることができた。そして、海外に新たな家族が増えたんだ。僕と一緒に必死に走ってくれて、自分を顧みずに僕らをタクシーに乗せてくれたアーサー、ありがとう。あの夜、僕に携帯を貸してくれて、落ち着かせるために妻のエミリーに電話をさせてくれたファンのファブリス、ありがとう。そして、容赦のない悪を前にして、勇気と慈悲と愛を武器に対峙したみんなに感謝を伝えたい。みんなは全員、僕のヒーローだよ。なかでも、家に帰るための支援と奉仕については、みんなが思う以上にありがたく思ってるんだ。僕はそれを絶対に忘れないよ。僕らはもう事件以前には戻れなくなってしまった。でも、僕らの周りにある愛をしっかりと抱きしめていくんだ。あのコンサートを終わらせる日がくるのを指折り数えて待ってるよ。平和と愛を」

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事件後の初インタヴューでフロントマンのジェス・ヒューズは次のように語っている。「何人かの人(ファン)は僕らの楽屋にも隠れたんだ。でも、襲撃者はそこにも入ってくることができて、全員殺したんだよ。僕の革ジャンの後ろに隠れた人を除いてね」

ジェス・ヒューズは、次のように続けている。「みんな、死んだふりをしてたんだ。ほんとに恐ろしかったと思う。あれだけ多くの人が亡くなったのは、本当に多くの人が友人を置き去りにしなかったからなんだ。そして多くの人が身を挺して他の人をかばっていたんだ」

バンドは、パリでの事件を受けてツアーの残りの公演をキャンセルし、その後声明を発表している。その中で彼らは、彼ら自身については「恐怖に襲われた」、この経験については「想像を絶する厳しい試練」と、言い表している。

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