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ザ・ローリング・ストーンズの大規模展覧会「EXHIBITIONISM」が11月12日よりニューヨークで開幕し、それを受けてメンバーが展覧会に対してのコメントを寄せている。

「EXHIBITIONISM」は今年4月よりロンドンのサーチ・ギャラリーで開催され、来年の3月12日までニューヨークのウェスト・ヴィレッジにあるインダストリア・スーパースタジオで開催される。

展覧会ではカラフルなツアーの衣装、ミック・ジャガーの歌詞のメモ帳、キース・リチャーズの1963年の日記、チャーリー・ワッツのドラム・キットや、写真、ポスター、雑誌の表紙、アンディー・ウォーホルによるアートワークやアレキサンダー・マックイーンによる衣装、ジョン・パッシュによるザ・ローリング・ストーンズのリップス&タン・マークなども展示されている。

また、1962年からミック・ジャガー、ブライアン・ジョーンズとキース・リチャーズが共同生活をしていたエディス・グローヴのアパートメントも再現されており、ビールの空き瓶があちこちに転がっているほか、灰皿は溢れ、牛乳瓶にはカビが生えていて、ベッドの下にはプレイボーイが仕舞い込まれている。

再現されたエディス・グローヴに対して、ミック・ジャガーは米『ビルボード』誌に次のように語っている。「最高に奇妙だったね。建物はまだそこにあるからね。解体されるような類の建物じゃなかったんだよ。今、僕が住んでる場所からすぐそこのところにあるんだ。まさにあの空間を思い出させてくれるね。あの場所の匂いがするし、あの場所にいる感じがする」

「実際、こんな感じだったのを思い出したよ」とミック・ジャガーは続けている。

チャーリー・ワッツもこの再現された部屋について「こんな感じの場所が60年代にはたくさんあったな。みんな今はそういう場所には住みたくないだろうけどね」というコメントを寄せている。

一方、キース・リチャーズは「みんなが俺のことを見てきた、あらゆる思い出の中に飛び込んでみるような感じだね」と語っている。「角を曲がってみたら、『おお、これまで立ち去ってきた場所だ。ギターにしろ、衣装の一部にしろ、どれもなにかしらピンとくるな』って感じなんだよ」

「良くないものだっていくつか見つけられるけど、俺らは気にしないよ。だって、そうじゃなければ、ずっとかなり良かったことばっかりってことになるしね」とキース・リチャーズは続けている。

1975年に加入したロニー・ウッドはザ・ローリング・ストーンズの一番の思い出について「6月1日のステージに出るためにストーンズの過去の曲を全部覚えなきゃいけなかったんだ。その日は俺の誕生日でね、公の場では初めてのライヴだったんだ」と振り返っている。

ザ・ローリング・ストーンズは12月2日に11年ぶりとなるスタジオ・アルバム『ブルー&ロンサム』をリリースする予定であり、先日、同作より“Hate To See You Go”のミュージック・ビデオが公開されている。

ビデオはレコーディング・スタジオで撮影されたもので、オアシスの“The Shock Of The Lightning”のミュージック・ビデオやナイキのCMを手掛けたジュリアン・ギブスが監督を努めている。

“Hate To See You Go”のミュージック・ビデオはこちらから。

iTunesではアルバムの予約受付がすでに開始されており、“Just Your Fool”と“Hate To See You Go”の音源を先行でダウンロードできる。

リリースの詳細は以下の通り。

ザ・ローリング・ストーンズ
『ブルー&ロンサム』
CD(デジパック仕様)2,500円+税(UICY-15588)
デラックス・エディション(1CD+アルバムのメイキングについての英文解説付75ページ豪華ブックレット+バンド・ポストカード付)7,000円+税
2枚組LP(輸入盤のみ)
デジタル・ダウンロード
1. Just Your Fool(オリジナル:1960年リトル・ウォルター)
2. Commit A Crime(オリジナル:1966年ハウリン・ウルフ)
3. Blue And Lonesome(オリジナル:1959年リトル・ウォルター)
4. All Of Your Love(オリジナル:1967年マジック・サム)
5. I Gotta Go(オリジナル:1955年リトル・ウォルター)
6. Everybody Knows About My Good Thing(オリジナル:1971年リトル・ジョニー・テイラー)
7. Ride ‘Em On Down(オリジナル:1955年エディ・テイラー)
8. Hate To See You Go(オリジナル:1955年リトル・ウォルター)
9. Hoo Doo Blues(オリジナル:1958年ライトニン・スリム)
10. Little Train(オリジナル:1957年ジミー・リード)
11. Just Like I Treat You(オリジナル:19561年ハウリン・ウルフ)
12. I Can’t Quit You Baby(オリジナル:1956年オーティス・ラッシュ)

ゲスト:
エリック・クラプトン:ギター(6曲目、12曲目)
ジム・ケルトナー:パーカッション(9曲目)

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