ポール・マッカートニーは、ジョン・レノンとの関係やオノ・ヨーコのことをどう思っているのか、さらにはリンゴ・スターと一緒にいつかまたツアーをするのか、といったことについて打ち明けている。
今年は1966年8月にザ・ビートルズが最後のツアーを米サンフランシスコのキャンドルスティック・パークで締めくくってから50周年にあたる。
ポール・マッカートニーは、ロンドンとフィラデルフィアそれぞれのコンサートの前に、米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューに答えており、ジョン・レノンとの関係について「何ものにも代えがたい」とコメントしている。「ジョンとは幼い頃から同じ環境の中で、同じ影響を受けて一緒に成長してきたんだ。僕が知っているレコードは彼も知っているし、彼が知っているレコードは僕も知っている。最初に可愛らしくて純粋な曲を書いた時も一緒だった」と語っている。
また、ポール・マッカートニーは、ザ・ビートルズが解散した数年後に、ジョン・レノンと再会した時のことについて次のように振り返っている。「彼は僕にハグをしたんだよね。普段はそんなことしないから嬉しかったよ。彼は『触れ合うことはいいだろ』と言ったんだよね。『触れ合うことはいい』、その言葉をずっと忘れられずにいるんだ」
ポール・マッカートニーはオノ・ヨーコとの関係についても語っており、レコーディング中に「アンプに腰掛けている」彼女を見て、「脅されている」ような印象をバンドのメンバーは受けていたという。「ほとんどのバンドはそういったことを対処できなかったんだ。でも、僕らはその状況になんとか対応していたけど、でも、すごくうまかったわけではないからね。なんせ余裕がなかったからさ」
さらにこのように続けている。「僕らは性差別主義者ではなかったけど、でも、女の子たちがスタジオにくることもなかったからね。ほっといてくれたんだよ。ジョンとヨーコが一緒にいるようになっても、ヨーコがスタジオのコントロール・ルームに入ったり脇にいることもなかった。4人がそこにいる最中はね」
ポール・マッカートニーはオノ・ヨーコと今の関係について「友達のよう」と答えている。「抵抗感のようなものがあれば、それは乗り越えないといけないと気付いたからね」
リンゴ・スターとまたいつかツアーをすることがあるかという質問に対して、ポール・マッカートニーは次にように答えている。「するとか、しないとか、僕も彼も1度も考えたことはないと思ってるけどね。僕らの道は並行していて、そこには、交差点や迂回路があったりする。ただ、それだけのことなんだよ。彼は偉大なドラマーで、それこそがリンゴ・スターだからね。誰も持っていないような感性を彼は持っているんだ。だから、その道を出て行くのは、難しいかもしれないね」
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