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ノエル・ギャラガーは、アメリカにおける自身の受け入れられ方について語っている。

7月より短期間の北米ツアーに乗り出す予定となっているノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、それを受けてノエル・ギャラガーはカナダの新聞『トロント・スター』紙の取材を受けている。

先日、ノエル・ギャラガーは次のアルバムがリリースされてもアメリカではすっかり無視されると語っており、そのことについて訊かれて次のように答えている。

「そう、アメリカでアルバムをリリースして、そこに行ってみても、マジで本当にリリースされたのかって感じなんだ。いつか同情じゃなく、グラミー賞にノミネートされたいよ。誰か言ってくんないかな。『こいつがオアシスにいたのを思い出してくれ。彼をノミネートすべきじゃないか? 受賞させなくていいんだよ。妻とともに授賞式に来させるだけなんだ』ってね。アメリカのロックの殿堂から来た奴と会ったんだけどさ。なにか展示できるものはありませんかって訊いてきてね。おちょっくってんのか? 常に一番観られない展示物になるぜ。かろうじてニューヨークにオアシスに興味がある奴がいるみたいだけどさ。どこでもいいからいないのかね? シンシナティとか、ピッツバーグとかさ?」

インタヴュアーがクリーヴランドはどうですか、と訊くと、次のように続けている。「クリーヴランド! 誰一人としてオアシスや俺に興味ないって保証するよ。次のアルバムはプレス・リリースが書かれた時点でもう終わるよ。でも、それでいいんだ。1年のうち半年をアメリカなんかで過ごさなくてよくて、太らなくて済むからな。意志が弱かったら、すぐに太って、アルコールやドラッグ中毒になっちまうからな」

同じインタヴューのなかで、10月に公開が予定されているオアシスのドキュメンタリー映画『スーパーソニック』の感想を訊かれたノエル・ギャラガーは次のように答えている。

「ちょっと予想はしてたけど、すげえ笑えたな。マジで預言者みてえなところもあるんだよね。俺はオアシスが最後の絶滅危惧種だって言ってたんだよ。で、実際にそうなったわけだからさ。デジタル世代が夜明けを迎えて、ロックのスターダムに幕を下ろしたんだ。当時、俺らは世界で最大のバンドという自分たちのポジションを、すげえ量の嘲りの言葉と共に過ごしてたんだ。今じゃそんなことないだろ。みんな、すげえ感謝してんだろ。観客に対して『ああ、みんながいなかったら……』みたいなさ。俺たちのやり方は違うもん。クソッタレ。オメーら、アルバムを買わなかっただろ。元カノにメールを送るのは止めろ。“Wonderwall”は楽しめ。オメーらは俺の救済者じゃない。Tシャツを買って、家に帰れ……って感じだったからね」

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