レディオヘッドが『ブギー・ナイツ』、『マグノリア』といった作品で知られる映画監督のポール・トーマス・アンダーソンと新しいミュージック・ビデオの撮影をロサンゼルスで行っていると報じられている。
レディオヘッドは通算9作目となるニュー・アルバムをまもなくリリースするものと見られていて、夏のフェスティバル出演を含む一連のワールド・ツアーを発表している。新作は2011年リリースの『ザ・キング・オブ・リムス』以来となる。
『ファクト』誌によれば、ポッドキャスト「フォー・クライング・アウト・ラウド」のなかで作家にしてコメディアンのステファニー・ワイルダー・テイラーは、彼女の自宅でレディオヘッドのミュージック・ビデオの一部と思われる映像をどうやって撮影しているか、語ったという。
ステファニー・ワイルダー・テイラーは次のように説明している。「ああ、あんなことがあったのに言うのを忘れていたわ! 家にいたら、ノックがあって、クリップボードを持った人が立ってたのよ。しかめっ面をしてドアのとこまで行ったのね。そしたら、その人が『やあ、僕らは御近所さんだよね。これからミュージック・ビデオを撮ろうと思ってるんだ』って言ってきたのよ。それで何を言おうとしてるのか考えて、だって、私の近所ではいろんなことが起こってるし、だって非常に典型的な郊外な感じの場所だから、迷惑なことになると思ったの」
「そしたら、その人が『レディオヘッドなんだ!』って言ってきて、このことについては何も言えないんだけどね。非公開な部分だから。ただ、わたしたちの間ではレディオヘッドって、どうでもよくて、知らないしね。そんなに気にかけたこともないし、1曲しか聴いたことないのよ。“Creep”なんだけど、そう、虫ケラで、負け犬のあなたが、わたしを眠らせてくれるっていうのかしらっていう」
彼女は続けている。「でも、こっからが最高なんだけど、そしたら次の日、その人が家に監督を連れてきたいって言うのよ。それで男性がやってきて、『やあ、僕は監督のポールです』って言ってきてね。本当に普通の見た目の男性なのよ。それで、わたしは『あら、知ってそうな感じがするけど……会ったことありますっけ?』って言って、音楽以外でもなにかやってらっしゃるのかなと思ってたら……『あら、ヤダ』って感じだったわ」
ポール・トーマス・アンダーソンは、レディオヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッドと『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『ザ・マスター』、『インヒアレント・ヴァイス 』のサウンドトラックでこれまで仕事をしてきている。
レディオヘッドのヴィジュアルを長年手がけているスタンリー・ドンウッドは先日、バンドの新作を聴いたことを認め、まだ完成していないけれども、アルバムは「アート作品」だと評している。
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