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伝説的なニューヨークのライブハウスであるCBGBが、ニューアーク・リバティー国際空港にレストランとして再オープンする予定だと言う。

2006年に閉店を迎えたCBGBは、ラモーンズ、パティ・スミス、テレヴィジョン、トーキング・ヘッズらがキャリアの初期に行ったライブを見届けてきた。1973年12月にヒリー・クリスタルがオープンさせた当初は、彼の意向でカントリーやブルーグラス、そしてブルースのアーティストたちが演奏を行っていたという。

その後、CBGBはすぐにニューヨークのパンクやニューウェーブのシーンのバンドを輩出する場所となる。2006年10月17日のクロージング・ナイトでは、パティ・スミス率いるバンドがCBGBの最後を締めくくっている。

そして、今CBGB LAB(ラウンジ&バー)と名前を変えて、ニュージャージー州にあるニューアーク・リバティー国際空港に、「伝説的なライブ会場を思い起こさせる、楽しい空間で食べるアメリカ料理」を提供する予定だと言う。ニューヨーク市にあるレストラン「コマース」を経営するシェフのハロルド・ムーアが指揮を執る予定となっている。

ニュージャージーのラジオ局WFMUがツイッターに投稿したメニューによると、CBGB LABが提供するのは9ドルのディスコフライから42ドルのプライムリブまで様々だ。

メニューにはハロルド・ムーアの世界的に有名なトウガラシを使った料理も登場しており、クラブのオーナーであるヒリー・クリスタルのトウガラシ料理を思い起こさせる。CBGB LABでは他にも、クリスピーなチキンパイヤール、ピリ辛のマグロのたたき、そしてマッツォーボール・スープとデザート用のバースデーケーキが提供される予定となっている。

メニューは以下で見ることができる。

CBGB再オープン!ニューアークリバティー国際空港にて@readmyback

ヒリー・クリスタルは2007年に亡くなっており、彼の遺産を巡って家族が訴訟合戦を繰り広げていた。

2008年には服飾デザイナーのジョン・バルベイトスが店を引き継ぎ、小売店へと姿を変えている。

2013年にはCBGBの歴史を追った映画も公開されている。また、ニューヨークでは近年CBGBフェスティバルが開催されており、2014年にはジェーンズ・アディクションがヘッドライナーを務めている。

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