デーモン・アルバーンは、アデルを「精神的に不安定」だと語ったという話を否定し、私的な会話を耳にしたタブロイド紙のジャーナリストに間違って引用されたと語っている。
デーモン・アルバーンは今年の9月、彼がアデルについて「とても不安定」で、彼女の音楽は「すごく一般受け」と表現していたと英『ザ・サン』紙に書かれている。さらにブラーのフロントマンであるデーモン・アルバーンが、アデルのニュー・アルバムに参加した音源はお蔵入りになるかもしれないというコメントについても記事にされている。
後にアデルはこの批判とも取れる発言について、音楽的に憧れの人物と仕事をしたことを「後悔」していると話している。「どの楽曲もふさわしくなかった。どれも私のアルバムには合わなかったのよ。彼は私のことを不安定だと言ったの。でも私は、自分ほど落ち着いてる人間もなかなかいないと思ってる。私は彼に、自分の中にある懸念について意見を聞いたの、子供を連れて現場に戻ることについてね。だって彼にも子供がいるから。そうしたら、私を不安定だなんて言うんだもの」
今まで報道された話は「まったくのウソ」だと説明してきたデーモン・アルバーンだが、BBCニュース・ビートでの最新インタヴューで、またもやこの件について質問されている。それに対してデーモン・アルバーンは以下のように答えている。「違う違う、違うよ。またこの質問か。話すことに気をつけないと、また面白おかしくクリックされちゃうように書かれるからな」
彼は、こう説明している。「実のところ、俺は誰にもアデルのことを話したりしてないんだ……完全にはプライベートな空間でない場所で仲間と話をしていた時に、たぶん誰かが立ち聞きしたんだろう。俺の言葉の断片を繋ぎ合わせて、俺が発言したことのように公表したんだ」
そしてこう続ける。「不安定だなんて……アデルのことを不安定なんて言ったことはないよ。彼女と一緒にいて、彼女のすばらしい強みはその率直さだと分かったんだ。それは明らかに彼女が音楽に込めようとしているもので、俺たちはその話をしていたんだよ」
また、アデルがこの件に対して「『憧れの人には会うべきではない』ことを痛感した」と話していたことについて訊かれると、デーモン・アルバーンは次のように語っている。「彼女はただ、俺が言ったとされていることに対して反応しているだけだよ。こういうことってあるだろう? 彼女が本気でそう思ってないことを願うね」
「俺は別に冷静でいるよ。彼女がやってきて、一緒にお茶を飲んだ。それで何曲か演奏してみただけさ、大きな問題じゃない。どこか遠くに出向いて、何週間もかけてアデルのために完璧なポップ・ソングを作り上げたとか、そういうのじゃなかったからね」
「とてもカジュアルなミーティングだったよ。彼女と一緒の時間を楽しんだ、ただそれだけさ」
アデルのニュー・アルバム『25』は11月20日にリリースされている。『25』のディスクレヴューはこちらから。
https://nme-jp.com/reviews/9275/
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