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ザ・マーズ・ヴォルタは正式な解散から8年を経てソーシャル・メディアで6秒の謎の予告動画が公開されている。

映像はギタリストのオマー・ロドリゲス・ロペスが「第二の家」と呼ぶドイツのハンブルグにあるレコーディング・スタジオ、クラウド・ヒルズ・ミュージックによって公開されている。2020年にオマー・ロドリゲス・ロペスは『ザ・クラウズ・ヒル・テープス』という3枚のソロ・アルバムをリリースしている。

ファースト・アルバム『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』のオープニング・トラックである“Son et Lumiere”のアンビエント・サウンドが動画では使われている。動画では「ザ・マーズ・ヴォルタ」という言葉と「夢のリアリティ」を意味する「La Realidad De Los Sueños」という言葉が表示される。

「La Realidad De Los Sueños」というスペイン語のフレーズはザ・マーズ・ヴォルタのデビューEP『トレミュラント』に収録の“Concertina”にも登場する。

公開された動画はこちらから。

https://www.facebook.com/watch/?ref=external&v=763803670921124

ザ・マーズ・ヴォルタの再結成についてはここ2年間にわたって何度かバンドによって示唆されてきた。2019年にヴォーカリストのセドリック・ビクスラー・ザヴァラはツイッターでファンに「実現するよ」と述べている。

さらにセドリック・ビクスラー・ザヴァラは再結成について新しい音源にかかっていると述べていた。

「『お気に入りのメンバーによるラインナップ』で『クラシックなアルバム』を全編演奏するようなものにはならないということは言えるよ。もしかしたら古い曲も演奏するかもしれないけど、僕たちがどう思うかなんて誰にも分からないだろうけどね」

「僕らは過去の活動においても、リクエストされた曲を演奏したり、過去に一直線に向かうようなことはしなかったということを思い出してほしいんだ。新しいものだよ。新しい人々による、予測外の変化であり、これまでとは違う、マジパンのような夢物語であり、チュロスたちの願いなんだ」

「オマー・ロドリゲス・ロペスが新しい音楽をかけた時には、涙を流してしまったよ。映画『ロミオとジュリエット』のクレア・デインズのようにね。すごく奇妙だったね。今は音楽にとって幼年期にあるんだ。締め切りは定めていないし、薬物でハイになったりもしていない。何らドラマは起きていないし、単に二人の大人の男たちが、エッセンシャル・オイルや大胆な香りの新しい香水を使いながらアイディアを出し合って、芝生の中をお尻で移動しながら虫を駆除しようとしているに過ぎないんだ」

昨年、カニエ・ウェストは取り組んでいるアルバムでマーズ・ヴォルタとのコラボレーションを示唆している。カニエ・ウェストはマーズ・ヴォルタの“The Widow”を使ったスポーツの映像をツイッターに投稿しており、次のように述べている。「マーズ・ヴォルタがアルバムを完成させるには必要だ」

オマー・ロドリゲス・ロペスとセドリック・ビクスラー・ザヴァラが率いるマーズ・ヴォルタは2012年に解散している。

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