コールドプレイのクリス・マーティンとU2のボノが、130人の犠牲者を出したパリ同時多発テロについてのコメントを発表している。
クリス・マーティンは、ロサンゼルスでステージに立つ直前に事件のことを知り、どのように向き合えば良いのかがわからずに大変だったと話している。
「最初はただ悲観的になり、『何の意味があるんだろう。僕たちは何をしているのだろう。何をそんなに思い悩んでいるんだろう?」と、考えていたいたんだ」と、クリス・マーティンは『USAトゥデイ』紙に語り、次のように続けている。「でもその後、ステージに上がって音楽を演奏しようって決めたんだ」
クリス・マーティンによると、起きたことを反映して、即座に当日のライヴのセットリストを変え、新曲を”Fix You”や”Yellow”などの、馴染みのある楽曲と入れ替えたという。また、彼らは1曲目にジョン・レノンのカバー曲、”Imagine”を演奏しているが、この曲は、パリ同時多発テロの現場となったバタクラン劇場の前で、ピアニスト、ダヴィデ・マルテロさんが自ら運び込んだピアノで“Imagine”を演奏したことにもリンクしている。
「ミュージシャンとしての僕たちの仕事は、ただ真実を伝えること。そうすれば、もしかしたら同じようなことを経験している人の共感を呼ぶかもしれないからね。”Imagine”が心に響くのは、あのような酷い行動へのアンチテーゼだからだよ。あの夜の僕たちの役割は、そのような音楽を演奏することだったんだ」
一方、11月14日にパリでライヴ行う予定だったU2は、12月6日、7日にパリで振替公演を行う予定としている。
U2のボノはAP通信に対して次のように語っている。「これまでに俺たちのライヴに来ていたフランスの観客から判断すると、俺は反抗こそが喜びだと思ってるんだ。それこそがU2のやってきたことだし、フランスの人々が俺たちに求めていることが、まさにそれなんだ。僕らが戻ることは誰にも止められないよ。警戒し、でも恐れないでほしい」
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