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コールドプレイが、ビヨンセとのコラボレーション楽曲である“Hymn For The Weekend”を公開している。この曲は通算7作目のアルバム『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』から曲全編が公開された3曲目の楽曲となっていて、これまでにリード・シングルの“Adventure Of A Lifetime”と、グウィネス・パルトロー参加の“Everglow”が公開されている。

“Hymn For The Weekend”は、11月30日にアニー・マックがDJを務める「ホッテスト・レコード・イン・ザ・ワールド」で公開されている。初公開後、アニー・マックはコールドプレイのベーシストであるガイ・ベリーマンとこの曲について語り合っている。

「drink from me」という一節を持つこの曲のコーラスについて、「元々はまったく違うヴァイブから取りかかった曲だったんだよね。クリスはある種のパーティー・ソングを書きたがっていたんだ。歌詞も『drinks on me, drinks on me』というものだったんだよね」

「僕らはクリスに言っていたんだ。『おい、そんなこと君は歌うべきじゃない。そんなのはやめるんだ』ってね。それで、曲全体のストーリーを変えたんだ。そしたら、クリスがビヨンセに歌ってくれないかって頼んでね、すごく有り難いことにやってくれることになったんだ。素晴らしかったよ。彼女がスタジオに来て、彼女は歌ってくれたんだけどさ、信じられないほどプロフェッショナルなんだ。彼女がいたのは5分ぐらいのものだったよ」

『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』がリリースされる12月4日の前日である12月3日に、コールドプレイはBBCラジオ1の「ライヴ・ラウンジ」に出演し、セイント・ジョン・アット・ハックニー・チャーチでライヴを行う予定となっている。

“Hymn For The Weekend”の音源はこちらから。

先日、クリス・マーティンは“Hymn For The Weekend”について、米『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙に次のように語っている。「元々のきっかけはフロー・ ライダーか誰かの曲を聴いていた時のことなんだけど、コールドプレイが“Turn Down For What”みたいなクラブ・トラックをやらないのはすごくもったいないと思ったんだよ。もしやるとしたらどんなタイトルにしたらいいだろう。 “Drinks on Me”というようなタイトルの楽曲があるといいなと思ったんだ。クラブで端のほうに座ってて、すごいクールだから、みんなに酒を奢っちゃうっていうようなね」

「それで、一人で面白がってたら、『Drinks on Me、Drinks on Me』っていうメロディが浮かんできたんだよ。バンドの他のメンバーにそれを聴かせたら、『すごく大好きだけど、“Drinks on Me”ってクリスが歌うのはあり得ないよね』ってなってさ。それで『Drink from Me』って変えて、天使のような人に歌ってもらおうっていうアイデアが生まれたんだよ。それでビヨンセに歌ってもらえるか、訊いてみることにしたんだ」

コールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンは、発売間近のニュー・アルバム『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』には「ドレイクからオアシスまで、僕らが大好きな音楽すべて」との融合が起きているとも語っている。ニュー・アルバムについて、クリス・マーティンは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「ドレイクからオアシスまで、僕らが大好きなすべての曲と融合したいと思ったんだ。失う物は何もないという気持ちだった。僕らがあらゆる人に受け入れられる存在ではないという事実を、今はきちんと受け止めているからね」

クリス・マーティンはまた、ニュー・アルバムは「ヒッピーなアルバム」だとしている。「愛と受容、それに、自分の身に起こることを、ありのままに受け止めるということにまつわる作品なんだ」と語っている。「かなりヒッピー感の強いアルバムだよ。今までのアルバムは、これに辿り着くためのものだったんだよ」

以前に報じられた通り、“Everglow”にはグウィネス・パルトローがバッキング・ヴォーカルで参加しており、“Up&Up”にはノエル・ギャラガーがギターで参加している。また、ビヨンセは“Hymn For The Weekend”に加え、“Colour Spectrum”にも参加している。

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