GETTY

Photo: GETTY

ブラック・サバスのギタリストであるトニー・アイオミは新たなインタヴューでエディ・ヴァン・ヘイレンを偲んでいる。

エディ・ヴァン・ヘイレンは咽頭ガンとの長期の闘いを経て10月6日に65歳で亡くなっている。

米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでトニー・アイオミは1978年にブラック・サバスとヴァン・ヘイレンで一緒にツアーを行ったことで、その現実とは思えない才能について生涯にわたって憧れを抱くことになったと述べている。

「どうやったらあんな風に弾けるのか分からないよ」とトニー・アイオミは語っている。「誰も彼のようには演奏できないよ」

トニー・アイオミによれば、ツアー中はエディ・ヴァン・ヘイレンと多くの時間を過ごしたという。

「ツアーで本当にお互いのことをよく知るようになったんだ」とトニー・アイオミは語っている。「ライヴの後、彼はほとんどの日僕の部屋にやって来たり、僕が彼の部屋に行ったりして、話をしていたんだ」

「素晴らしい時間を過ごしていたよ。お互いの気持ちを共有したんだ」

「エディの好きなところは常に発明者だったってことでさ。常に新しいものを思いつくんだ。彼は独自のアンプを開発するのに懸命に取り組んでいたし、できるだけ使いやすいギターを開発していた。彼はいろんなことの革命家だったんだ」

トニー・アイオミはその後の人生もエディ・ヴァン・ヘイレンとは友人だったとして、亡くなる前も話をしたことを明かしている。

「今週はひどかったよ」とトニー・アイオミは語っている。「正直、そのことについては考えられないよ。ものすごく悲しかったんだ」

インタヴューでトニー・アイオミは1994年発表のブラック・サバスのアルバム『クロス・パーパシス』の収録曲“Evil Eye”にエディ・ヴァン・ヘイレンが参加した時のことを振り返っている。

「『よかったらリハーサルに来てくれよ』と言ったんだ。彼は『行っていいの?』という感じでね。それで僕は『ホテルまで迎えに行くよ。ギターを持ってきてくれ』と言ったんだ」

「彼はリハーサルにやってきて、彼向けのブラック・サバスの曲を聴かせたんだ。不思議なことに彼が好きだった曲の一つが“Into the Void”だったんだけどさ。それを演奏してから、作曲に入ったんだ。それで“Evil Eye”でソロを弾いてくれないかと言ったら、彼は弾いてくれて素晴らしかったんだけどさ。それをレコーディングして、そっくり真似しようと思ったんだけど、できなかったよ」

先日、サミー・ヘイガーはエディ・ヴァン・ヘイレンが亡くなる前に友人関係を復活させたことを明かしている。

サミー・ヘイガーとエディ・ヴァン・ヘイレンは2004年の再結成ツアーを終えた後は直接話すことがない問題の多い関係となっていたが、今年再び関係を持つようになったという。

『ハワード・スターン・ショウ』に寄せた手紙の中でサミー・ヘイガーはここ数ヶ月、密かにショート・メールをやりとりするようになったものの、再結成の噂が流れるのを危惧してコミュニケーションをとったことは秘密にしていたと述べている。

「エディ・ヴァン・ヘイレンと僕はショート・メールをやりとりしていたんだ。今年、コミュニケーションをとり始めてからは褒め合いだったね。2人とも誰にも話さないことで同意したんだ。そういう噂のおかげで再結成が煽られたりするからね。2人とも実現しないことは分かっていたんだ。それと、彼の健康状態について誰にも知られたくなかったんだ」

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ