PRESS

Photo: PRESS

11月13日にデビュー作『ピープルズ・インスティンクティヴ・トラヴェルズ・アンド・ザ・パスズ・オブ・リズム』の25周年盤をリリースしたア・トライブ・コールド・クエストだが、DJのアリ・シャヒード・ムハマドが来日を果たし、「HMV&BOOKS TOKYO」で11月21日(土)に「トーク&サイン会」を開催した。

立ち見を含め100人を超えるヒップホップ・ヘッズが集まる中、トークショーに先立ち、1990年にジャングル・ブラザーズと共に行ったヨーロッパ・ツアーのライヴ・ビデオ“The Art of Moving Butts in Europe”(未DVD化)が上映された後、トークショーはスタートしている。

“Youthful Expression”のアウトロと“Rhythm”のイントロで、“リズム”について語っていますが、あそこで訴えたかったことを説明していただけますか?、という質問にアリ・シャヒード・ムハマドは次のように答えている。

「Qティップがここで言おうとしているのは、リズムというものは人を覚醒させるものであり、気持ちを動かしてくれるものであり、人々をひとつにまとめてくれるものであり、踊らせてくれるものなんですね。リズムとラップというものは中毒になってしまうものなんです。だから、Qティップのラップの仕方というのは、ラップというよりも、どちらかと言えば、ジャズの人たちがやっているような手法に近い形で、ノンストップでグルーヴが続くんです。そういった意味では彼は天才だと思うし、彼がどういう人間であり、どんなことが彼を突き動かし、どんなことでグループがまとまるのか、世界が結集するのか、そんなことを彼は言っていたんじゃないかなと思います」

ディアンジェロの最新作『ブラック・メサイア』については次のように語っている。「彼はとても才能豊かなアーティストで、良いレコードだったと思っています。他人の作ったレコードを批評することは、僕自身アーティストとして、クリエイターとして、センシティブなところがあるので、とても難しいのですが、すごく良いレコードだったと思うので、また次のレコードを作るのに10年、20年、30年かからなければいいなあと思っています」

トークショーの全文は下記で公開されている。
http://www.sonymusic.co.jp/artist/ATribeCalledQuest/info/461912

『ピープルズ・インスティンクティヴ・トラヴェルズ・アンド・ザ・パスズ・オブ・リズム』の25周年盤は、オリジナル・マスターテープからエンジニアのボブ・パワーの手でリマスタリングが施された音源が収録されるほか、ボーナストラックとしてファレル・ウィリアムスによる“Bonita Applebum”のリミックス、シーロー・グリーンによる“Footprints”のリミックス、J.コールによる“Can I Kick It?”のリミックス音源が収録される。

リリースの詳細は以下の通り。

2015年11月25日発売(US:11月13日発売)
『ピープルズ・インスティンクティヴ・トラヴェルズ・アンド・ザ・パスズ・オブ・リズム:25th Anniversary Edition/ア・トライブ・コールド・クエスト』
(SICP-4594) ¥2,200+税(税込¥2,376)
[ボーナス・トラック3曲追加収録][全曲リマスタリング音源]
収録曲
1. Push It Along
2. Luck Of Lucien
3. After Hours
4. Footprints
5. I Left My Wallet In El Segundo
6. Pubic Enemy
7. Bonita Applebum
8. Can I Kick It?
9. Youthful Expression
10. Rhythm (Devoted To The Art Of Moving Butts)
11. Mr. Muhammad
12. Ham ’N’ Eggs
13. Go Ahead In The Rain
14. Description Of A Fool
Bonus Tracks
15. Footprints (Remix feat. CeeLo Green)
16. Bonita Applebum (Pharrell Williams Remix)
17. Can I Kick It? (J. Cole Remix)

広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ