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スティール・パンサーのドラマーであるスティックス・ザディニアは新たなインタヴューでプリンスと遭遇した時のことを振り返っている。

ニューヨークのラジオ局「Q104.3」に出演したスティックス・ザディニアは昔、サンフランシスコでカヴァー・バンドに在籍していた時の頃を回想している。

「すごく、すごく昔にあるバンドにいたんだけど、サンフランシスコでディスコのカヴァー・バンドをやっていたんだ」とスティックス・ザディニアは振り返っている。「それでプリンスはサン・ホセにあるアイス・ホッケー・アリーナの『シャーク・タンク』で公演をやっていたんだ」

「公演の後、彼は街の近くのクラブを見つけて、来ることになったんだ。彼は『やあ、私はプリンスだ。数時間後に行って演奏するから、ドアで料金を取りたいんだ。なんで閉めておいておくれないか』と言ってきたんだ。それでクラブも『分かりました。いいですね』ということになったんだ」

彼は次のように続けている。「僕らはそのクラブのハウス・バンドで、当時は無名のハウス・バンドだったんだけどさ。プリンスが自分たちの楽器を借りたいという話になったんだ。プリンスは楽器を持ち込みたくなくて、それは理解できたよね」

「彼は1時間遅れてやってきたんだけど、僕らは楽屋を追い出されてね。プリンスが入ってきたんだけど、プリンスを見るのも許されなかった。でも、彼はギターを演奏していて、最後に頭の後ろに掲げたんだけど、それを地面に落としたんだ。俺たちのギター・プレイヤーは『なにがあったんだ?』という感じでさ」

「それでプリンスは楽器を変えて、ベースを弾いたんだけど、曲の後、ベースを置いたんだけど、ドラム・ライザーのところに引っ掛かる形で斜めになっていたんだけどさ。プリンスはその足をベースにかけてネックを折ったんだ」

彼は次のように続けている。「公演が終わった時に俺たちはプリンスのマネージャーの取り巻きのところに行って、『どうなっているんだ?』と言ったんだ。そしたらマネージャーはギター・プレイヤーに100ドルを渡して、ベース・プレイヤーにも100ドルを渡して、『それで直してくれ』と言ってきてね。それで彼らは立ち去ったんだ。俺たちはそこに突っ立っていて、マジで最低なやり方だったんだ」

先日、プリンスは“Witness 4 The Prosecution (Version 2)”の未発表音源が公開されている。

このトラックは9月25日にリリースされる『サイン・オブ・ザ・タイムズ』のスーパー・デラックス・エディションに収録される。

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