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あるデザイン・メーカーが新型コロナウイルスのパンデミック後もフェスティバルやライヴに行くことを可能にする防護スーツの開発計画を明かしている。

マイクラシェルと名付けられたこのスーツはカリフォルニア州のプロダクション・クラブによってデザインされたもので、ヘルメット、濾過装置、多くのLEDライトが盛り込まれている。

NBCによるインタヴューでデザインを担当したチームはソーシャル・ディスタンスをしなくてもフェスティバルや会場に観客が戻ってくることを望んでいると語っている。

「マイクラシェルは安全に人々が集まれる解決策です」とプロダクション・クラブの開発責任者のミゲル・リスエニオは語っている。

「これは浮遊粒子やウイルスに接近した際の安全を次の次元へと持っていくハーフ・スーツです」

未来的なデザインとなっているマイクラシェルだが、装着型のキャニスターを使ってスーツを着ながら飲み物やヴェイプも楽しむことができるという。

ミゲル・リスエニオは来場者がスーツを会場から借りて、使用後は会場側が殺菌・洗浄を行うことも考えられるとしている。

「人々は外出するのですから、解決策を見つけなければならないと私たちは考えています。人々は今もパーティーに行っていて、ソーシャル・ディスタンスの基準を無視していますから。私たちの解決策によって誰もがその空間を利用することができます。ソーシャル・ディスタンスではなく、自分のスペースだけでいいのです」

プロダクション・クラブは現在このスーツの第1弾プロトタイプに取り組んでいるという。

先日、アーカンソー州ではアメリカで初となる「ソーシャル・ディスタンス」下のコンサートが議論が広がる中で開催されている。

ビショップ・ガンのフロントマンであるトラヴィス・マクレディーによる公演は会場のテンプルライヴが発表した基準がアサ・ハッチンソン知事が州のガイドラインに適応していないということで、一度禁止命令が出されていた。

しかし、テンプルライヴは当初の予定日から3日延期して、現地時間5月18日に公演が実施されている。

また、アメリカの医療専門家は新型コロナウイルスのパンデミックを踏まえてフェスティバルやコンサートは来年の秋まで開催できないのではないかという予想を発表している。また、多くのアメリカ人は新型コロナウイルスのワクチンができるまでコンサートには行かないと考えている世論調査も発表されている。

デンマークではドライブスルーによるコンサートも実施されている。

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