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ザ・プリティ・シングスのフロントマンであるフィル・メイが亡くなった。享年75歳だった。

フィル・メイは救急の臀部の手術による合併症を患っており、現地時間5月15日の朝に亡くなったことがザ・プリティ・シングスの代理人であるキングス・リンによって発表されている。

フィル・メイは今週自転車で店頭したことが報じられていた。

ザ・プリティ・シングスはザ・ローリング・ストーンズのベーシストだったディック・テイラーがギタリストとなり、ザ・ローリング・ストーンズ界隈の仲間たちによって1963年に結成されている。

ザ・プリティ・シングスが1968年に発表したアルバム『S.F.ソロウ』はロックンロールによる最初のコンセプト・アルバムの一つとなっており、デヴィッド・ボウイやジミ・ヘンドリックスがバンドを気に入っていたことでも知られている。

ブラーのギタリストであるグレアム・コクソンはフィル・メイに追悼の意を表し、1970年発表のアルバム『パラシュート』に収録された“Cries From the Midnight Circus”を薦めている。

ザ・キンクスのデイヴ・デイヴィスも追悼の意を表し、「非常に才能のある人物」で「非常に惜しまれることになる」と述べている。

2014年にフィル・メイは慢性閉塞性肺疾患と肺気腫と診断されており、バンドを正式に解散することはなかったもののツアー活動は休止していた。

ザ・プリティ・シングスは2018年12月に「最後のお別れ」ライヴも行っており、ヴァン・モリソンやピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアらが参加している。

フィル・メイは息子のパリス、娘のソレル、パートナーのコリン・グラハムに見送られている。

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