イギー・ポップは73歳の誕生日に際して1985年にブーツィー・コリンズらとレコーディングしたスライ&ザ・ファミリー・ストーンの“Family Affair”のカヴァーを無料ダウンロードで公開している。
「ずっとこの曲が好きだったんだ。あの曲が出て、1971年、俺は窮地に追い詰められていた。あそこには多くの真実があるんだよ。特にセカンド・ヴァースはね。今も巡り巡る問いについてね」とイギー・ポップはBBC 6ミュージックのローレン・ラヴァーンに語っている。
「この曲が大好きだし、ブーツィー・コリンズがやってくれたことも大好きなんだ。ブーツィー・コリンズは素晴らしいスターだし、彼の演奏にはすごく人生がある。彼の人格やどんな人間かという真実がね。ビル・ラズウェルや彼と一緒に仕事をするのはすごく興奮したよ。長い間、意識にはあったんだけど、ひどいポップ・シーンの喧騒や変化、ノイズみたいなものとは対極的なもので、ふさわしくないと思っていたんだ。自分のやっている別のことだよね」
「それで、ある日、みんなにとっても自分にとっても日々の生活が落ち着いてきた時にたまたまこの曲を聞いて、素晴らしいと思って、いいレパートリーになると思ったんだ。これを出すことで他の人も気に入ってくれることを願っているよ」
“Family Affair”の音源はこちらから。
イギー・ポップの公式サイトでは無料ダウンロードでも公開されている。
イギー・ポップはデヴィッド・ボウイとのベルリン・イヤーズをまとめたボックスセット『1977 – ザ・ボウイ・イヤーズ』が5月29日にリリースされることが決定しており、“China Girl”の未発表バージョンが公開されている。
イギー・ポップは昨年9月に通算18作目となるアルバム『フリー』を発表している。
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