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ジョージ・ハリスンによるマテリアル・ワールド・ファウンデーションは新型コロナウイルスによるパンデミックが続くなか、必要な救済と治療を供給するチャリティ団体に50万ドル(約5350万円)を寄付している。

1973年にジョージ・ハリスンによって設立されたマテリアル・ワールド・ファウンデーションは現地時間3月26日にミュージケアーズCOVID-19リリーフ・ファンド、セイヴ・ザ・チルドレン、国境なき医師団に寄付することを発表している。

ザ・ビートルズのYouTubeチャンネルではダーニ・ハリスンがアルバムには収録されていないシングル“The Inner Light”を歌う映像を合わせて公開している。“The Inner Light”では次のように歌われている。「Without going out of my door, I can know all things of earth/ Without looking out of my window, I could know the ways of heaven(外に出かけることなく、地球上のすべてを知ることができる/窓の外を見ることなく、天国への道を知ることだってできるかもしれない)」

ジョージ・ハリスンの妻であるオリヴィア・ハリスンは次のように述べている。「ジョージが歌ったこれらの歌詞は外出制限を受け、自宅にいることを受け入れている私たち全員に前向きなことを思い出させてくれます。困難な時こそ繋がりましょう。手助けするためにできることがあり、みなさんの内なる光を分け合うことに招待します」

「ジ・インナー・ライト・チャレンジ」と題してマテリアル・ワールド・ファウンデーションは「#innerlight2020」のハッシュタグを使ってソーシャル・メディアで自身の「インナー・ライト」の瞬間をシェアすると、1人につき1ドル、最大10万ドルを寄付することも明らかにしている。

「この曲のヴァースやコーラス、一節を歌ったり、演奏したり、ハミングしたり、かき鳴らしたり、絵を描いたり、編んだり、合唱したり、育てたり、祈ったり、瞑想したりして、ソーシャル・メディアに投稿してください」と声明には書かれている。

一方、ザ・ビートルズのジョージ・ハリスンとジョン・レノンが所有していたギターがテレビ番組「アンティーク・ロードショー」で40万ポンド(約5500万円)の値がつけられている。

BBCで放送されている「アンティーク・ロードショー」でギターの所有者である元セッション・ミュージシャンはジョージ・ハリスンよりうまく弾けたためにもらったと語っている。

30万ポンドから40万ポンドの価値があるとして専門家のジョン・バッドリーは次のように述べている。「25年間、これまで見てきた中でも最も高いギターだと思います」

また、ザ・ビートルズが1969年に発表したアルバム『アビイ・ロード』のジャケットで有名なアビイ・ロードの横断歩道が新型コロナウイルスによる外出制限の中で塗り直されたことが明らかになっている。

ボリス・ジョンソン首相が3月20日に不要な外出を控えるように発表したことを受けて、現地時間3月24日に普段であれば観光客が殺到する横断歩道を行政担当者が塗り直している。

横断歩道は2010年にイギリス政府によって国家の重要な場所に認定されている。これによってその場所の歴史的な重要性、役割、状況を下に地元当局が決定しない限り、変更できないとされている。

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