メタリカはジェイムズ・ヘットフィールドの治療を応援するため2つのフェスティバル出演をキャンセルしている。
ジェイムズ・ヘットフィールドが抱えている依存症やアルコール依存の問題についてはバンドの2004年のドキュメンタリー『メタリカ:真実の瞬間』でも描かれており、2019年9月に「回復に向けて取り組む」ためにリハビリに入っている。
メタリカは今回、5月にコロンバスで開催されるソニック・テンプル・フェスティバルと、9月にルイヴィルで開催されるラウダー・ザン・ライフに出演しないことを発表している。ソニック・テンプル・フェスティバルにはメタリカに代わって、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとトゥールが出演することが明らかになっている。
メタリカはこの他にエピセンター、ウェルカム・トゥ・ロックヴィル、アフターショックへの出演が予定されている。
ファンへのメッセージの中でジェイムズ・ヘットフィールドは出演を取りやめた理由を説明している。「健康を取り戻し、維持するための引き続きの取り組みにおいて、その週末に動かすことのできない重要な治療の段階があるんだ」と彼は述べている。
「これらのフェスティバルのチケットを買ったすべてのファンに謝罪するよ。フェスティバルの主催者と払い戻しや振替ができるよう取り組んでいるところなんだ。この声明の目的はみんなの一人一人に『謝罪する』ことなんだ。現実として、ツアーをしていた昨年は自分の健康を優先しなかったことで、メンタル・ヘルスをまず第一にすべきことが今は分かるんだ。多くの人々にとっては考えるまでもないように聞こえるかもしれない。でも、メタリカのチームやファミリーをがっかりさせたくないし、自分だけが完全に信頼を失うことになってしまったんだ」
ジェイムズ・ヘットフィールドは自身の治療についても言及しており、「セラピーは順調に行っている」として、「自分が受けてきた恩恵や今後の見通しについては楽観」していると述べている。
「飛んで火にいる夏の虫の如く、キャリアにおいて人間であることは大きなチャレンジであり、難しいことなんだ」と彼は締めくくっている。「みんなの理解が治療を助けてくれるよ」
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