GETTY

Photo: GETTY

テイラー・スウィフトはLGBTQへの支援が称えられて今年のグラード・メディア・アウォーズを受賞することが明らかになっている。

テイラー・スウィフトは2020年4月16日にロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンで開催されるグラード・メディア・アウォーズの授賞式でヴァンガード賞を受賞することが発表されている。

テイラー・スウィフトは自身のプラットフォームをLGBTQの支援を呼びかけるために用い、「人々を団結させる音楽」を作り出したことが評価されている。グラード・メディア・アウォーズのプレゼンターでCEOのサラ・ケイト・エリスは次のように述べている。「反LGTBQの議員に大胆に立ち向かったことから、LGBTQの人々を差別から守る(性的嗜好や性自認に基づく差別を禁止する)平等法の早急な成立を求めたことに至るまで、テイラー・スウィフトは誉れ高く、自分の持っている特別な能力でポップ・カルチャーに影響を与えてLGBTQの権利を奨励することに用いています」

「政治的も文化的にも分断している時代において、テイラーは人々を団結させる音楽を作り出し、大勢いるファンに向けて声を上げて変化を求めるように促しています」

グラードはLGBTQ+の人々に関するメディアでの取り扱われ方をモニタリングする非政府団体で、グラード・メディア・アウォーズはこれまでにビヨンセとジェイ・Zやブリトニー・スピアーズ、ジェニファー・ロペスらが受賞している。

昨年4月、テイラー・スウィフトはテネシーの州議会における「スレート・オブ・ヘイト(ヘイト助長)」に立ち向かうために発足したLGBTQの権利擁護団体「テネシー・イコーリティ・プロジェクト」に11万3000ドル(約1250万円)を寄付しているほか、6月には「平等法」への支持を要請するためにテネシー州議員のラマー・アレクサンダーに宛てて手紙を送っている。

今年のヴァンガード賞の受賞の発表は、テイラー・スウィフトがLGBTQ+コミュニティへの支持を歌った楽曲”You Need To Calm Down”を昨夏にリリースしたことに続くものとなっている。テイラー・スウィフトは同曲の歌詞でグラードに言及しているほか、「悪口を言ったって誰かがゲイであることは変えられない」と歌っている。

しかし、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズことエロイーズ・ルティシエは同曲の歌詞とそのミュージック・ビデオに苦言を呈しており、「クィアの美学の核心というのは売られるものでない」と述べている。

一方、テイラー・スウィフトは2組目のヘッドライナーとして今年のグラストンベリー・フェスティバルに出演することが発表されている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ