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オジー・オズボーンは事件の解決に繋がる有力情報に2万5000ドル(約270万円)の報奨金を出すと発表していた今は亡きギタリストにして友人のランディ・ローズのギターなどが盗まれた盗難事件で、盗まれていた品々の一部が発見されたことが明らかになっている。

ランディ・ローズがかつて教鞭を執っていたノース・ハリウッドにあるミューゾニア・スクール・オブ・ミュージックは現地時間11月28日のサンクスギビングデーの日に盗難の被害に遭っており、オジー・オズボーンは先日、この事件の解決に繋がる有力な情報に報奨金を出すことを発表している。ランディ・ローズはオジー・オズボーンとの仕事で知られ、1982年に飛行機事故で25歳の若さで亡くなっている。

オジー・オズボーンは現地時間12月7日に自身のソーシャル・メディアで盗まれた品々の写真を公開して次のように述べている。「多くの人たちが知っているかもしれないけど、カリフォルニア州ノース・ハリウッドにあるミューゾニア・スクール・オブ・ミュージック(ランディ・ローズがギターを教えていたことで有名な学校だよ)がサンクスギビングの夜に盗難の被害に遭ったんだ。ミューゾニアはランディの今は亡き母親のドロレスが運営していた学校で、ランディが37年前に亡くなった後は、世界中から彼のファンが訪れる聖地のような場所になっていたんだ」

彼は次のように続けている。「ここはランディの家族が心を開いて、ランディの人生を喜んで共有できる場所なんだ。想像の通り、盗まれた物のなかにはランディの最初のエレクトリック・ギターも含まれている。これはローズ家にとって掛け替えのない物なんだ」

「ランディやドロレスが大切にしてきた、思い出の詰まった品々が家族の手から引き離されてしまったことに心を痛めている。そういうわけで、逮捕や有罪判決、もしくは盗まれたすべての品々の返却に繋がる情報に、個人的に2万5000ドルの報酬を出すことに決めたんだ」

カリフォルニアのニュース・チャンネル「ABC7」が現地時間12月9日に報じたところによれば、今回、ノース・ハリウッドの道路沿いにあるゴミ収集箱から盗まれていたランディ・ローズの楽器やメモラビリアの相当量が発見されたという。一方で、ランディ・ローズの最初のギターである1963年製のハーモニー・ロケットは残念ながら依然として発見されていない。

「ABC7」によれば、地元住民のボビー・フレドリクスは現地時間12月8日の早朝に犬を散歩させていたところ、ゴミ箱にギターや写真が捨てられているのを発見したのだという。ボビー・フレドリクスはその後、当時は雨が降っていたために一部のアイテムを自宅で保管して、すぐに警察に通報したという。

今回、ランディ・ローズの母親であるドロレスが使っていたヴィンテージのトランペットなどが発見されており、オジー・オズボーンによる投稿を初め、盗難事件についての情報が広まったことで一部の盗難品が返却されることに繋がったのではないかと見られている。

一方、オジー・オズボーンは約10年ぶりとなるニュー・アルバム『オーディナリー・マン』をリリースすることが発表されており、同作からは“Under The Graveyard”とガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュが参加した“Straight To Hell”の音源が公開されている。

オジー・オズボーンはマリリン・マンソンと共に北米で共同ツアーを行うことも発表されている。

相次ぐ身体的不調のためにワールド・ツアーを延期をしていたオジー・オズボーンだが、マリリン・マンソンと共に北米ツアーを行うことを発表している。オジー・オズボーンは肺炎の治療期間中に自宅で転倒し、怪我のために首の手術を受けており、「これまでの人生で経験したどんなものも上回るような苦しみ」を味わったと語ってた。

マリリン・マンソンとの共同ツアーは5月27日のアトランタ公演からスタートして、7月31日のラスベガス公演で締めくくられる予定となっている。また、10月と11月にはヨーロッパ・ツアーの振替公演が決定しており、こちらはジューダス・プリーストと共に行われる。

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