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モトリー・クルーのニッキー・シックスはバンドが「ツアー活動の休止」を定めた契約を破って再結成することに決めた経緯について語っている。

モトリー・クルーの4人のメンバーは「ツアー活動の休止」を定めた契約を結び、どのメンバーも将来モトリー・クルーの名義でパフォーマンスを行わないことを取り決めていたが、先日、契約書を文字通り爆破する映像を公開して、再結成することを正式に発表している。

その後、モトリー・クルーは再結成後初となるツアーの日程を正式に発表して、デフ・レパード、ポイズン、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツと共に来年7月から9月にかけて北米でスタジアム・ツアーを行うことを明らかにしている。

今回、ニッキー・シックスはデフ・レパードらと行う来たる再結成ツアーについて言及して、4年前にモトリー・クルーとして最後となる公演を行って以来、「お互いのことを恋しく思っていた」と語っている。

「正直に言うと、『ファイナル・ツアー』をしていた時には誰1人として再結成することになるなんて思っていなかったと思う。あの時はさほど仲良くやれていなかったんだよ」とニッキー・シックスは語っている。「35年も一緒にやっていて、何年もツアーに出ていたわけだからね。自分たちのオフの時間を取れていなかったんだ。コンスタントにずっとツアーをしていたわけでね。それで、終わりを迎えた時にバンドを解散して、全員がそれぞれの道に進んだんだ」とニッキー・シックスはツアーの発表に際して行った記者会見で語っている。

彼は次のように続けている。「俺たちにはこの休息期間が本当に必要だったと思うし、『ザ・ダート』の脚本に取り掛かり始めて、撮影に入り始めたくらいからもう一度つるむようになったんだ。その時に気がついたのは、音楽の話は一切しなかったにせよ、自分たちがどれだけお互いのことを恋しく思っていたかということでね」

「それから、一緒にスタジオに入ることになったんだ。スタジオというのは、俺たちにとって何もかもが始まる場所なんだ。新曲をたくさん書いたりして、スタジオで楽しい時間を過ごすことができたよ。そのあとで、映画が公開されてっていうね。ファンはとても喜んでくれたし、俺たちは新しい世代も獲得することができた。話し合いが始まったのはその時くらいだね。本当に心からの思いだったよ。俺たちはお互いのことが恋しかったし、正直にいうと、一緒にバンドをやることも恋しかったんだ」

ニッキー・シックスは続けて、来たる22日間に及ぶ来夏のツアーについて、1980年代のハードロック好きであれば、当時最もヒットした楽曲群を体験できるまたとない機会になるとして次のように語っている。

「俺にしてみたら、このツアーは来夏に行われる究極のツアーという感じだよ」と彼は語っている。「(ジョーン・)ジェットから始まり、ポイズン、モトリー・クルー、デフ・レパードに至るまで、そのすべての楽曲がね。この前ブレット(・マイケルズ/ポイズンのフロントマン)から言われたのが、もし自分が参加していなかったら観に行っていたよということでね。俺も同意見だね」

一方、ドラマーのトミー・リーは数日前から新たなプロダクションのデザインに取り掛かり始めたことを明かして、「使う機会がなかった新しいテクノロジーがたくさんあるんだよ」と彼は語っている。

今回のスタジアム・ツアーは7月7日のフロリダ州マイアミのハードロック・スタジアム公演からスタートし、9月5日のロサンゼルスのソフィ・スタジアム公演で最終日を迎える予定となっている。

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