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エルトン・ジョンはオーストラリアで行った公演でファンを手荒に扱ったとして2人の警備員を痛烈に批判している。

エルトン・ジョンは「フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード・ツアー」の一環としてパースのHBFパーク・スタジアムで行った公演で、2人の警備員が1人の女性ファンを観客席から連れ出そうとしているところを発見したという。オンラインで公開されている映像にはエルトン・ジョンが警備員の振る舞いを批判し、2人を「クズ」と呼び、すぐに女性を座席へと戻すように警告しているところが収められている。

「おい、女性を連れたそこの警備員2人、出て行けよ」と彼はファンによってソーシャル・メディアにアップされた動画の中で呼びかけている。「彼女をすぐにここに連れてこい……止めてくれよ、クズめ」

彼は次のように続けている。「2人とも最低だね。女性をそんな風に扱うな。2人ともろくでなしだよ。彼女を離してくれ、バカめ」

この日の公演を訪れていたジャーナリストの1人によれば、エルトン・ジョンは公演中に声を荒げてしまったことを観客にすぐに謝罪したという。

オーストラリアのチャンネル9のニュース番組で司会を務めるルイーズ・モンバーは次のように述べている。「彼はとても怒っていました。彼は女性に対する暴力が許せないと言って、何かを言わなければいけなかったと言っていました。彼は次の楽曲を歌ってすぐに暴言を言ってしまったことを謝罪していましたが、一方で、このようなことには本当に熱がこもってしまうとも言っていました」

似たような事例は2018年にも起きており、エルトン・ジョンは同年にラスベガスで行った公演で、ステージに上げたファンがピアノを何度も触ってきたことに激怒してステージを降りている。

一方、ロッド・スチュワートは先日、エルトン・ジョンが大規模なフェアウェル・ワールド・ツアーを行うことについて批判して以降、エルトン・ジョンと「口論」中であることを明かしている。

また、エルトン・ジョンは先日刊行された自叙伝『ミー(原題)』でドラッグやアルコールとの闘いについて触れているほか、1980年代にコカインでハイになってザ・ローリング・ストーンズの公演を「乗っ取ってしまった」逸話や、かつて「みすぼらしい」格好をしていたボブ・ディランを庭師と勘違いして着替えを渡そうとした逸話も明かしている

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