1982年にテキサス州の歴史的モニュメントであるアラモ慰霊碑に小便をかけて逮捕されたオジー・オズボーンが、再びこの地を訪れている。
メキシコ軍がアラモ伝道所を襲撃したアラモの戦いは、アラモ慰霊碑が設置されているテキサス州のサンアントニオで起こった戦闘で、テキサス革命を語るのに欠かせない出来事となっている。のちにテキサス軍はこの戦いに敗れるが、約200人のテキサス軍兵士は、およそ600人ものメキシコ軍兵士を死傷させたという。このアラモの戦いでテキサス軍が敗北したことがきっかけで大勢の人々が奮起し、テキサス軍に加わることとなった。この場所は現在、テキサス州の中で最も有名な観光スポットのひとつとして知られている。テキサス州に住む多くの人々は、この場所を神聖な地だと考えている。
アラモ慰霊碑に1982年に小便をかけて逮捕されたオジー・オズボーンは、慰霊碑をゴミの山だと思ったのだと主張していた。オジー・オズボーンは当時、外出できないよう、後に妻となるシャロンに服をすべて隠されたたため彼女のドレスを着て、酒を飲むためにホテルを出ていったという。
この逮捕をうけて、オジー・オズボーンはサンアントニオで演奏することを禁止されていたが、彼が慰霊碑の管理と保護をしている団体に1万ドル(約120万円)を寄付すると、1990年代には出入り禁止が撤回されることとなった。
オジー・オズボーンはラジオ番組「The Pulse Of Radio」に対して、「ヒストリー・チャンネル」の新番組への出演について次のように語っている。「第二次世界大戦よりも前のことは、検討もつかない。でも、俺が生まれたのは終戦の数年後だから、第二次世界大戦についてはそれなりに知識もある。戦時中の出来事や、ヒトラーやナチス、その類のことなら、わりと詳しく知ってるよ」
「でも、戦前や戦後については知らないことばかりだ。だから、俺たちはラシュモア山や、アメリカが以前ミニットマン・ミサイルを格納していた旧サイロにも行こうと思ってる。俺にとっても、すごく勉強になるよ」
オジー・オズボーンとブラック・サバスは2016年1月に、彼らにとっては最後となるフェアウェル・ツアーを開始する。オジー・オズボーンは数日前に「デジタル・スパイ」に対して、バンドは年をとりすぎているため『13』に続く最後のアルバムをリリースするつもりはないということを語っている。
「元々はツアーの前に(アルバムをもう)1枚やるつもりだったんだけど、曲を作ってレコーディングを終えるまで3、4年はかかるだろ。その時には俺はもう72とか73になっちまう。だからフェアウェル・ツアーだけをやることに決めたんだ」
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