モリッシーは現地時間10月26日に、北米ツアーの一環としてロサンゼルスのハリウッド・ボウルで行った公演で『ガーディアン』紙に向けて「ファック・ザ・ガーディアン」と書かれた黒のタンクトップを着てパフォーマンスを行っている。
モリッシーはこの日、アンコールとしてザ・スミスの“‘I Won’t Share You”と“How Soon Is Now”を披露した際、着ていたブレザーを脱ぎ捨て、中に着ていた「ファック・ザ・ガーディアン」と書かれたシャツを見せ、最後に自身の顔と腹を拭っている。極右政党であるフォー・ブリテンへの支持を表明して物議を醸しているモリッシーは、これまでにも自身のウェブサイトで度々『ガーディアン』紙を批判しており、彼は以前、同紙について自身に「嫌がらせ」をしているとして、「憎しみに満ちた惨めな新聞」を買わないようファンに呼びかけている。
『ガーディアン』紙はモリッシーの最新カヴァー・アルバムである『カリフォルニア・サン』に1つ星の評価を付けている。『ガーディアン』紙は同作について「目立ちたがりの精神で歌われたぎこちないカヴァー」だとした上で、彼がフォー・ブリテンへの支持を表明していることを批判している。モリッシーは以前、フォー・ブリテンの党首であるアン・マリー・ウォーターズについて次のように述べている。「彼女はとても頭がいいし、この国に多大なる忠誠心を持っている。彼女はとても魅力的な人で、時にものすごく愉快な人でもあるんだ」
モリッシーはまた、この日の公演で“Jackie’s Only Happy When She’s Up On The Stage”をパフォーマンスした際、最後に歌われる「誰もが出口に向かっている」という歌詞をEU離脱問題に言及したものに替えて歌っていたと報じられている。
この日のサポート・アクトはインターポールが務めており、彼らは自分たちを抜擢してくれたモリッシーへの感謝を表明している。
この日のモリッシーのセットリストは以下の通り。
You’ll Be Gone
Suedehead
Irish Blood, English Heart
Is It Really So Strange?
Wedding Bell Blues
Morning Starship
Lady Willpower
I Wish You Lonely
I’m Throwing My Arms Around Paris
Home Is A Question Mark
World Peace Is None of Your Business
Why Don’t You Find Out For Yourself
Days of Decision
Back On The Chain Gang
Yes, I Am Blind
Never Again Will I Be A Twin
Some Say (I Got Devil)
Every Day Is Like Sunday
I’ve Changed My Plea To Guilty
Jack The Ripper
Jackie’s Only Happy When She’s Up On The Stage
I Won’t Share You
How Soon Is Now
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