元マイ・ケミカル・ロマンスのフロントマンであるジェラルド・ウェイは公開が予定されている映画『クラークス3』のスコアを担当していると監督のケヴィン・スミスが明かしている。
ケヴィン・スミスは新作映画『ジェイ&サイレント・ボブ・リブート』が先月公開されているが、『クラークス3』の進捗についても明らかにしている。
ウェブサイト「スラッシュフィルム」によると、ケヴィン・スミスはファンとの質疑応答の中で、ジェラルド・ウェイに音楽活動に戻るよう説得したところ、ジェラルド・ウェイがスコアを手掛けることになったと語っている。近年、ジェラルド・ウェイはコミック・シリーズ『ジ・アンブレラ・アカデミー』の活動に集中していた。
ジェラルド・ウェイはこれまでもケヴィン・スミスと2014年公開の映画『Mr.タスク』でコラボレーションをしており、ジェラルド・ウェイの最新の音源はネットフリックスで配信中の『ジ・アンブレラ・アカデミー』のためにカヴァーしたサイモン&ガーファンクルの“Hazy Shade of Winter”となっている。
先日、ケヴィン・スミスは『クラークス3』のプロットが昨年「重度」の心臓発作を起こして死にかけた自身の体験に影響されたことを明かしていた。
「ザ・ラップ」とのインタヴューの中でケヴィン・スミスはメイン・キャラクターであるランダル(ジェフ・アンダーソン)が心臓発作から回復する過程を中心に『クラークス3』は展開することになると語っている。臨死体験の後、ランダルはミッドライフ・クライシスを経て、友人のダンテ(ブライアン・オハロラン)と映画を作ることになるという。
ケヴィン・スミスは次のように語っている。「ランダルは心臓発作を起こして、ほとんど死ぬものだと思い込んでね、彼の人生には何の意味もなくて、彼を追悼を向ける人もいないんだ。彼には家族も誰もいないからね」
「そして回復中、彼はフェンタニルを打ちながら、これまでの人生を総括することになる。ほとんど死んでいいたようなもので、一生映画ストアで働いて、他人の作った映画を観てきただけだっていうね。彼はダンテに言うんだ、映画を作らなきゃいけないと思うんだって。それでダンテとランダルは『クラークス』を作るんだよ。これが『クラークス3』のストーリーだよ」
一方、ジェラルド・ウェイは先日、マイ・ケミカル・ロマンスを始めたことが9・11からの「セラピー」になったことと語っている。
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