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エルトン・ジョンはかつてマドンナがレディー・ガガを揶揄した時のことを振り返り、マドンナについて「失礼かつ意地悪」だと批判して両者の確執を再燃させている。

エルトン・ジョンは新たに刊行した自叙伝『ミー(原題)』の中でよく知られたマドンナとレディー・ガガの確執に言及して、両者の対立がいかにして自身とマドンナの確執に繋がったかについて述べている。

「僕はかつて、マドンナのことをステージの上で口パクをしていると言ってからかっていたけど、本当の問題は彼女がアメリカのトーク番組でレディー・ガガを批判したことから始まったんだ」とエルトン・ジョンはマドンナが2012年に出演した「ABCニュース」によるインタヴューの中で、レディー・ガガの“Born This Way”について自身の1989年の楽曲“Express Yourself”の「矮小版」だと揶揄したことに言及している。

「ガガのシングル“Born This Way”が“Express Yourself”に似ているというのは僕にも理解できるけど、彼女がどうしてあの件で失礼かつ意地悪になれるのかが分からないんだ。称賛として捉えればいいのにさ……とりわけ、彼女は女性のチャンピオンだって言い張っているんだからね」とエルトン・ジョンは述べている。

「僕は間違っていると思うんだ。既に地位を確立しているアーティストがキャリアが始まったばかりの若手を蹴落としてはいけないんだよ」

エルトン・ジョンは当時、マドンナがレディー・ガガを揶揄したことを受け、マドンナを「催事場のストリッパー」になぞらえたことで彼女との関係が悪化することとなっている。

「僕は激怒したよ。僕は確かに、モリー・メルドラムという1970年代から知っているオーストラリアのインタヴュアーに対して彼女についてのひどいことを言ったんだけどさ」

「映像を観てもらえれば分かるけど、その発言はインタヴューに含まれていないんだ。収録の合間に古い友人同士で交わされた、オフレコの会話だったんだよ……彼らはそれを放送したわけでね。おかげで古い友情が即座に終焉を迎えることになったよ。いずれにせよ、あの発言はすべきじゃなかった。謝罪するよ」

エルトン・ジョンは自叙伝『ミー』の中で他の一風変わった逸話についても詳細に記しており、1980年代にコカインでハイになってザ・ローリング・ストーンズの公演を「乗っ取ってしまった」逸話を明かしているほか、かつて「みすぼらしい」格好をしていたボブ・ディランを庭師と勘違いして着替えを渡そうとした逸話も明かしている。

先日、エルトン・ジョンは全米ツアーの追加の日程が発表されて2020年6月26日と27日にダラス公演を行うことが明らかになっており、2020年6月26日から28日にかけて開催されるグラストンベリー・フェスティバルは出演しない可能性が極めて高くなっている。

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