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俳優のジェームズ・フランコがフロントマンを務めるバンドのダディが、この度レコード契約を結び、ザ・スミスにインスパイアされたアルバムと映像作品をリリースすることになったという。

ジェームズ・フランコは以前、ザ・スミスに影響された詩を書いており、今度はそれらの詩を基にオリジナルの楽曲を作る予定だという。

『レット・ミー・ゲット・ホワット・アイ・ウォント』と名付けられたこのアルバムは1984年のザ・スミスの楽曲“Please, Please, Please, Let Me Get What I Want”に触発されたもので、2016年に音楽出版社のコバルトからリリースされることになっている。

ダディは、ジェームズ・フランコとマルチ・プレイヤーであるティム・オキーフによる音楽デュオとなっている。また、アルバムの全楽曲にザ・スミスのベーシスト、アンディ・ルークが参加する予定だという。

今回のニュースに関して、ジェームズ・フランコとティム・オキーフは「ダディのニュー・アルバムと映像で、コバルトと組むのをとても楽しみにしているよ」と語っている。

「コバルトは僕たちのプロジェクトと同様、常に先を見据えた立場で動いているんだ。音楽の領域での魅力に限らず、映像やアートの空間、もはやインディペンデントという基盤を越えたところを視野に入れているんだよ」

ジェームズ・フランコは以前、米『VICE』誌に対しモリッシーたちへの称賛を語っている。「ザ・スミスの楽曲は、詩を書く上でひらめきを与えてくれるんだ。トーンや状況を差し出してくれるんだよね」

「もともとは、1つの表現方法(音楽)が別のもの(詩)に影響を与えるという方法で一連の詩を書いたんだ。でも、ティムと僕はこの流れを作った後、その素材をさらにもう一歩進めて、もともと音楽から影響を受けた詩を、再び曲にしたんだよ」

ニュー・アルバムの楽曲にはすべてミュージック・ビデオがあり、10曲分の映像をつなげて1時間のアート映画も作られる予定だ。

“This Charming Man”にインスパイアされたダディの曲はすでにリリースされており、以下で聴くことができる。

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